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高専内のトレーニングルーム。高専在校生や関係者が利用するそこにはたくさんのトレーニング機材がある。人が誰もいないので、今はAの貸切状態だ。
｢ふぅ………｣
ぽたぽたと落ちる汗をタオルで拭っていると、ゴッゴッと聞き覚えのある重たいブーツの音が響いた。その音に目を見開いて振り向くと、案の定彼女がいた。
｢…やっぱり九十九さんですか。｣
｢お、足音だけで気づいちゃった？久しぶりだね〜汗も滴るいい男！｣
グッと親指を立てる彼女に、Aはため息をついた。神出鬼没にも程がある。
｢さぁて、久しぶりにあの質問をしようかな。どんな女が
｢……彼女みたいな人ですかね。｣
｢あの禪院の女の子と付き合ってるってほんとだったんだ。｣
｢えぇ。それで、今日はどんな用で？｣
｢ちょっと用事で日本に来てね。ついでに寄ったんだよ。君の成長ぶりを見たくて。｣
いい筋肉してるじゃーん！と思いっきり背中を叩かれる。割と痛くて、思わずそこを摩った。
｢………まだ、非術師が嫌いかい？｣
｢………嫌いですよ。まぁ、戦う術をしれない非術師、守る価値もないような非術師に限った話ですけど。｣
｢それは身内贔屓ってやつ？｣
｢……守りたくなるほどの善人が、この世に沢山居ないだけです。｣
｢ま、その通りだけどね。｣
そう言いながら九十九はベンチに座る。
｢私は君が心配だよ。｣
｢…私がですか？｣
｢そ。ここに来る前にキミのお父さんに会ってね。聞いたよ、倒れたって。そこまでして自分を追い込んで、嫌いな非術師のために戦う。辛くないのかなって。｣
｢……辛くてもやるんですよ。守るべきものがある。それが無ければこんなこと続けません。｣
｢………
｢そうですよ。…家族、恋人、友人。全てが無くなるまで、私は戦い続ける。まぁ、無くなるその瞬間から、私は私でなくなってしまうでしょうけど。｣
そう言って、彼は持っていたペットボトルの水を一気に飲み干した。もしも、本当にその時が来てしまったら。そんなものは想像もつかないが、手に負えなくなるのは確かで、恐ろしい術師が産まれてしまったよと九十九は冷や汗を流しながらも、楽しそうに笑った。
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魔灯 - 任務代わってくれる棘君優しいな 真希ちゃんと夢主君幸せになってくれー！ (2021年9月5日 17時) (
レス) id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
魔朝@Bsc(プロフ) - 幸穂ちゃんマジかぁ.............実幸ちゃん達も辛いやろなぁ..........夢主くんがこの一件をきっかけに大量虐殺とかおかさなきゃいいけど......とめて夏油さん！！ (2021年6月22日 20時) (レス) id: 9bfc59222b (このIDを非表示/違反報告)
都和(プロフ) - ここで辛い展開やってくると思わなかった、、、頑張れ息子くん！ (2021年6月22日 15時) (レス) id: a33a5cff70 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 真希ちゃんが男前過ぎて……(泣)逆にかっこいい (2021年6月18日 16時) (レス) id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - ついに息子くんと真希ちゃんがッ!!!!!!!!嬉しい!!幸せ!!トキメキと癒しをありがとうございます!!今夜はお赤飯でお祝いしようと思います!!!!!!笑 (2021年6月9日 18時) (レス) id: addf3f5d58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年6月6日 1時
