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「なぁ。」
「んー?」
「お前って処女嫌なの。」
思わず飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになり、変なところに入ってしまう。咳き込むAの背中を、真希は平然と撫でていた。
ほんとに、なんの前触れもなくだった。彼の部屋で次の任務の相談をしていて、ひと段落着いた頃にいきなりこの話を切り出されたのだ。
「な、なん…っ、、ゲホッ………なんだい急に…!?」
「いや、手出してこないの意外だなと思って。」
「意外って……」
「だってお前すぐ女に手出すじゃん。正直、付き合って3日後には抱かれてると思ってたからな。」
そう言って、彼女はズズッとコーヒーを飲む。かれこれもう1ヶ月が経とうとしている。手を出されないというのは、言ってしまえば少し不安なものがある。
「魅力云々の前に処女が嫌なのかと思ってな。」
「……まって、真希ちゃん初めてなの?」
「逆にあると思うか?今まで術師一本でやってきたのに。」
「…………それもそうか。」
納得してしまったが、問題はそこじゃない。あいにく処女の扱いを全くもって心得ていないAは余計に心配事が増えてしまった。元々大事にしようという気持ちがあったせいでいつ手を出していいかが見当がつかなかった。
今まで初めての女は面倒だと避けていたのが悪かったのか。しかし、これはこれで嬉しいものがある。彼女の初めてを全部自分のものにできるのだから。
「……別に嫌ではないけど……いいのかい?痛いかもしれないよ?」
「んなもん気にしてたらいつまで経っても先に進めねーだろ。」
「んー………」
「…………何に遠慮してんだよ。この私にか?こんなに体が丈夫で体力のある女なんてそうそういねーぞ?」
真希は自信満々な様子でそう言った。確かに体は丈夫だ。体力なんて普通の女の子の倍以上はあるだろう。正直そういう問題ではないが、少なくとも彼女も自分とそういうことをしたいと思ってくれているんだな、という事実が嬉しくて仕方ない。
「…………今日、私の部屋泊まる?」
「そのつもりで荷物持ってきた。」
「…………え、まさか私試されてた?」
「今更か色男。」
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魔灯 - 任務代わってくれる棘君優しいな 真希ちゃんと夢主君幸せになってくれー! (2021年9月5日 17時) (レス) id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
魔朝@Bsc(プロフ) - 幸穂ちゃんマジかぁ.............実幸ちゃん達も辛いやろなぁ..........夢主くんがこの一件をきっかけに大量虐殺とかおかさなきゃいいけど......とめて夏油さん!! (2021年6月22日 20時) (レス) id: 9bfc59222b (このIDを非表示/違反報告)
都和(プロフ) - ここで辛い展開やってくると思わなかった、、、頑張れ息子くん! (2021年6月22日 15時) (レス) id: a33a5cff70 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 真希ちゃんが男前過ぎて……(泣)逆にかっこいい (2021年6月18日 16時) (レス) id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - ついに息子くんと真希ちゃんがッ!!!!!!!!嬉しい!!幸せ!!トキメキと癒しをありがとうございます!!今夜はお赤飯でお祝いしようと思います!!!!!!笑 (2021年6月9日 18時) (レス) id: addf3f5d58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年6月6日 1時