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ドッドッドッと心臓の音がうるさいくらい響く。彼女に聞こえてしまうんじゃないかと心配になるほど。耳障りな心臓の音は静まることなく鳴り続けた。





「…………私も、好きだ。」

「…………私に、真希ちゃんを幸せにさせてほしい。」

「お前にできる?」

「する。できる。」

「………そもそも、私でいいのか。お前がいつも相手にしてるような女みたいに可愛げなんかないし、手だって呪具を握るから豆だらけだ。普通の女の子になんて、私はなれない。」

「………それでいいよ。真希ちゃんのそういう所が好きなんだ。」





彼女の手を握る力を強くし、真っ直ぐと彼女を見た。





「真希ちゃんの嫌がる事はしない。……嫌なら振り払っていい。」





少し赤らんだ柔らかな頬を撫で、後頭部に手をやり優しく引き寄せる。小さなリップ音が鳴り、重なっていた唇が離れた。真希は抵抗することなくその流れに身を任せた。





「………べつに、お前ならやじゃない………でも今まで繋がってた女とこれからも連絡取るってんなら、ぶん殴る。」

「全部消すよ。もういらない。」

「………ひっでーやつ。」





そんなところも好きだけどさ。そう言って、次は真希の方から唇を重ねた。





「………惚れた弱みってこういうことだな。」

「………こういうことだね。」

「浮気なんてしてみろ、殺すぞ。」

「しないよ。」

「ほんとか?寂しくなったからってほかの女で埋めるのも浮気に入るからな?」

「もしかして真希ちゃんの私への信用なし?」

「女関係になるとちょっとな。」





冗談っぽくそう言って笑うと、Aもそれに釣られるように笑う。





「……ありがとう、私を選んでくれて。」

「………こっちのセリフだ。」





今度は、どちらからともなく引き寄せられるようにキスをした。それと同時にバンッ!と部屋の扉が開いた。





「A〜!慰めにき………あれ?」

「………お邪魔……だったかな………?」





突然入ってきた幸慶と雅火を、二人は抱き合った状態のまま見つめ、Aは舌打ちをした。





「空気読めよ。」

「無茶言うんじゃねーよ!!」

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魔灯 - 任務代わってくれる棘君優しいな 真希ちゃんと夢主君幸せになってくれー! (2021年9月5日 17時) (レス) id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
魔朝@Bsc(プロフ) - 幸穂ちゃんマジかぁ.............実幸ちゃん達も辛いやろなぁ..........夢主くんがこの一件をきっかけに大量虐殺とかおかさなきゃいいけど......とめて夏油さん!! (2021年6月22日 20時) (レス) id: 9bfc59222b (このIDを非表示/違反報告)
都和(プロフ) - ここで辛い展開やってくると思わなかった、、、頑張れ息子くん! (2021年6月22日 15時) (レス) id: a33a5cff70 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 真希ちゃんが男前過ぎて……(泣)逆にかっこいい (2021年6月18日 16時) (レス) id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - ついに息子くんと真希ちゃんがッ!!!!!!!!嬉しい!!幸せ!!トキメキと癒しをありがとうございます!!今夜はお赤飯でお祝いしようと思います!!!!!!笑 (2021年6月9日 18時) (レス) id: addf3f5d58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年6月6日 1時

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