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「しこ"と"……つい"か"て"すかぁ"あ"あ"……?」

「……俺、見てるからさっさと祓え。」





そう言うと、伏黒はポケットに手を突っ込みAの様子を見ていた。Aと任務に連れて行かれる時はだいたいAの監視役だ。もしも何かあった時だけ手を出すようにしているが、そのもしもが起こったことはほとんどない。

本当にこれ自分必要だったか、と疑問に思うこともあるが、その間はその他呪霊の気配がないかの確認ができる。そういった点では効率がいい。

伏黒の前にブワッと強い風が吹いたかと思うと、呪霊の腕が飛んだ。





「ギィィィィィィ!!!!」

「鈍いな……取り込むまでもないね。」





グルッと鎌を回すと、空気を切る音が聞こえる。それは虎杖達にも聞こえていたようで、思わずふりかえった。

そんなもの気にもせず、その回転を利用してそのまま呪霊の身体を切り裂いた。





「おぉ……!」

「あれ絶対重たいやつだろ…」

「数十キロってところですかね。さほどですよ。」

「充分重たいわ!!」

「それよりお前らはやく祓えよ。お前ら待ち。」





Aは呪霊の気配がないかを確認し、よしと呟いて窓から顔を出すと、中指の背をくわえてピーッと音を鳴らした。すると、遠くの方から武器庫の呪霊が飛んでくる。

ガコンッと顎が外れ、その中に呪具をしまい込む。





「任務完了。」

「こっちも終わり!」

「じゃあ、戻って報告書を書きましょう。」





呪霊が彼の肩に乗ると、だんだんと体を小さくしていく。






「うぉっ!小さくなった…!?」

「これはこの子の術式ですよ。取り込むこと、そして体のサイズを変えることが出来ます。ずっと肩に乗られてると肩凝るので………」





そう言うと、Aは大きくため息をついた。どうやら、その呪霊は随分とAに懐いているようだ。





「名前とかあんの?」

「…鷹ちゃん?」

「疑問形かよ。」

「しかも見た目のまんまじゃん…」

「友達がそう呼んでるので。」





ね、と鷹の方を見ると、すりすりと彼の頬に擦り寄っていた。こんなに人間に懐く呪霊がいるのか。





✄−−−−−−キリトリ−−−−−−✄



鷹ちゃん(一応オス)

Aの武器庫ちゃん。鷹みたいな見た目した呪霊。自分のサイズを変えることができる。

飼い主に従順。

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零落(プロフ) - 久々に占ツクに戻ってきたら超良作に出会って、一気に最新話まで読んでしまいました。話の途中で何度も笑ってしまったり、感動したり…もう最高です!素敵な作品をありがとうございます。これからも更新楽しみにしております。 (2021年6月4日 6時) (レス) id: 35493f6139 (このIDを非表示/違反報告)
方言男子 - やべ、性癖に刺さった (2021年5月26日 18時) (レス) id: b75236f17d (このIDを非表示/違反報告)
海洋生物(プロフ) - 続編おめでとうございます!成長した夢主くんかっけぇ!あと面白い!これからも頑張ってください! (2021年5月25日 7時) (レス) id: c21e60aa61 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年5月25日 5時

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