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「おや、Aさん!お久しぶりです!」
「大きくなられましたね。最近は仕事が忙しくて会いに行く時間がありませんでしたが。」
モストロ・ラウンジに行けば、フロイドの言った通りアズールとジェイドがいた。
「コーヒー?紅茶?グラミーちゃんは紅茶よく頼んでたけど?」
「じゃ、コーヒー。」
「うわ、反抗期じゃん。」
フロイドはケタケタと笑いながらキッチンに入りコーヒーの準備をして、Aはカウンターに座る。はっきりいって、両親であるレオナ達からすれば全く笑い事じゃないわけだが。
カウンターに座るAの足元を見て、ジェイドがおや…?と不思議そうに首を傾げた。
「学園長はスカートを用意して下さらなかったんですか?マリアさんの時はスカートを支給されていましたが……」
「されたけど断った。スカート嫌いだし。ひらひらしてて動きにくい。」
「小さい頃、ワンピース着てませんでした?」
「着せられたの、使用人に。でも、すぐボロボロにするからズボンに変えられた。」
「稚魚ちゃん元気いっぱいだったもんね〜はいコーヒー。」
「……その稚魚ちゃんってやめてくんない?子供じゃないんだけど。」
「え、違ぇの?」
「ち、が、う。」
「ふふっ……フロイド、16歳とはそういうお年頃なんですよ。」
「ふーん。」
フロイドは"うーん。"と首を捻るが中々いい呼び名が思い浮かばないようだ。
「お母様たちはお元気ですか?」
「私に説教するくらいには元気。」
「それは何よりですね。」
反抗期が酷くなっている気がする……とアズールはメガネのブリッチを押し上げながら少し笑う。Aがミルクも砂糖も入っていないコーヒーを飲むと、ジェイドは少し驚いていた。
「おや、もうブラックが飲めるのですね。」
「逆に、飲めないの?」
「陸に上がってすぐの頃は苦くて飲めませんでしたね……2年目には少しずつ。」
「へー。」
「聞いた割に興味無いですよね?」
「さぁ、どうだろ。」
「決まった!!!!」
突然大声をあげるフロイドに、3人はビクッと肩を揺らした。
「シクリッドちゃん!」
"シクリッド?"とAは首を傾げた。
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パンの耳だけ捨てました - 一気読みしてしまいました!ほかの作品も見てみようと思います。てかストーリー作り上手すぎないですか...! (2021年10月2日 11時) (レス) @page31 id: 3542138bb7 (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ(プロフ) - めっちゃ良い作品!!作者なんていう人だろ!!って調べたら花蛸花さんだった………ていうことが最近頻発してます(笑)花蛸花のペースで、更新頑張ってください。他の作品も応援しています! (2021年6月14日 17時) (レス) id: 3b50ba95a6 (このIDを非表示/違反報告)
グリノワ(プロフ) - 花蛸花さん» でもご安心を!(?)お気に入りと高評価はもちろんのことさせていただきますので! (2021年1月16日 17時) (レス) id: 99844850a9 (このIDを非表示/違反報告)
グリノワ(プロフ) - 花蛸花さん» はい、でもどうやらフレンドの上限がダメなようで少し残念ですが... (2021年1月16日 7時) (レス) id: 99844850a9 (このIDを非表示/違反報告)
グリノワ(プロフ) - 花蛸花さん» あの、すごく好きです!ゲームID登録とこの作品のお気に入りと高評価させてもらってもよろしいでしょうか? (2021年1月16日 7時) (レス) id: 99844850a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花蛸花 | 作成日時:2020年11月6日 0時