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マジフト大会には、もちろんAの顔見知りも続々と呼び集められることになった。それこそ、当時の在校生。





「あら、A。久しぶりね。」

「……どうもこんにちは。わざわざどうも。」

「おやおや、ご機嫌ななめかいプリンセス。」

「しっぽを触ろうとするな!!!!」

「あはは……ルークサン相変わらずだべな……」





大会前に早速絡まれるAはもううんざりだ。大会前だと言うのに体力を消費してしまう。





「ビザール。その後変わりないかい?」

「特に何もありませんよ。……彼女が問題を起こさなければ。」

「あんたが勝手に着いて回ってるだけでしょ。」

「人聞き悪いこと言うな!」

「お前ら仲良いじゃん!なに?付き合ってる感じ?」

「え、そうなのか!?」

「はぁ!?」

「ふざけたこと言わないでくれる。だいたい、私よりも背の低い男なんて御免だわ。」

「僕だってやだわ!」

「はいはーい、喧嘩しなーいしなーい!記念にいちまーい!」

「撮ったら噛み殺す。」

「やだAちゃん、NRC入ってから物騒度増してる〜」

「ははっ、そうカリカリするなよA、な?」





しっぽを不機嫌そうに左右に揺らし、不機嫌ですアピールをするにも関わらず彼らはAに構い続けた。昔から知っているから、その反抗さえも可愛くて仕方ないのだろう。





「A、いつの間にこんなにでかくなったんだ?俺とそんなに変わらないじゃないか!あっはっは!」

「お前はそれでいいのか、カリム。」

「でも、ほんと綺麗になったっすねぇ〜さすが二人の娘!」

「応援してるから、頑張れよ。」

「そりゃどうも。」

「A氏、年々レオナ氏感が増してきてる……」

「二人のいいとこ取りだね!」





彼らが久々に会えたAを前にキャッキャと騒ぐ中、Aは一番めんどくさくなさそうなマレウス達の方に寄っていく。





「おやおや、Aは僕がいいのか?」

「違う。一番めんどくさくなさそうだったから。……でも、これはこれでめんどくさい。」

「貴様若様に向かってなんて口の利き方だ!!子供だからと容赦しないぞ!!」

「子供じゃありません。」

「セベク、仮にも王族の娘だぞ。弁えろ。」

「そうじゃぞ〜それにしても、お主は愛いのぉ〜」





そう言って頭を撫で回してくるリリア。ぶんぶんと揺れるしっぽにもお構い無しだ。やっぱりここもめんどくさい。

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パンの耳だけ捨てました - 一気読みしてしまいました!ほかの作品も見てみようと思います。てかストーリー作り上手すぎないですか...! (2021年10月2日 11時) (レス) @page31 id: 3542138bb7 (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ(プロフ) - めっちゃ良い作品!!作者なんていう人だろ!!って調べたら花蛸花さんだった………ていうことが最近頻発してます(笑)花蛸花のペースで、更新頑張ってください。他の作品も応援しています! (2021年6月14日 17時) (レス) id: 3b50ba95a6 (このIDを非表示/違反報告)
グリノワ(プロフ) - 花蛸花さん» でもご安心を!(?)お気に入りと高評価はもちろんのことさせていただきますので! (2021年1月16日 17時) (レス) id: 99844850a9 (このIDを非表示/違反報告)
グリノワ(プロフ) - 花蛸花さん» はい、でもどうやらフレンドの上限がダメなようで少し残念ですが... (2021年1月16日 7時) (レス) id: 99844850a9 (このIDを非表示/違反報告)
グリノワ(プロフ) - 花蛸花さん» あの、すごく好きです!ゲームID登録とこの作品のお気に入りと高評価させてもらってもよろしいでしょうか? (2021年1月16日 7時) (レス) id: 99844850a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2020年11月6日 0時

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