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夜。なんだか彼女が居そうな気がして、仕事を三途と竜胆に押し付けて公園へと足を運ぶ。今朝と同じベンチに座って、タバコに火をつける。時刻は8時半。辺りはそれなりに暗くて、女が一人で出歩くには遅い時刻だ。

まぁいるわけないよなぁ、なんて考えながらタバコをふかしていると、わふっ、と短い鳴き声が聞こえる。顔を上げると、舌を出して短く息をするレオの姿があり、そこからもう少し顔を上げてみれば、今朝会ったAの姿があった。





「やっぱり蘭さんだ!こんばんは!」

「おー、こんばんは。こんな時間に散歩してんの?」

「はい!家の事全部済ませてたらいつもこんな時間なんです。」

「危ねぇよ〜?」

「街灯もあるので大丈夫です!レオもいますし!」





グッと親指を立てるAはあまりにも危機感が無さすぎる。そんな様子にため息をつきながら、少し横にずれて空いた横のスペースを軽く叩く。





「時間あんなら蘭ちゃんの相手しろ〜?」

「はい!」





Aは「失礼します。」と小さく頭を下げて彼の隣に座った。飼っている犬の犬種といい、立ち居振る舞いや話し方から随分と教養のあるお嬢様という感じだ。





「今度はスーツなんですね!」

「仕事帰りだからな〜」

「髪もビシッとしててかっこいいです!」

「知ってる♡」

「でも、大丈夫なんですか?スーツのデザインとか髪色とかは……」

「俺の会社ちょー緩いからだいじょーぶ。問題ねぇよ〜」





こんな見え透いた嘘にも、Aは「そうなんですね!」と笑顔で答える。詮索しないようにしているのか、それともただ単に単純すぎるのか。どちらにせよいつか騙されないか心配な程だ。





「でな〜うちの同僚ってか、まぁ一応上司になんのかな〜そいつがまーじでやべぇの。いい加減だし仕事は荒れぇし。」

「うちの学校にもいますよ、いい加減で仕事が荒い先生!プリント制作も適当でいつも苦労します。」





いつもなら話さないような仕事の話をすれば、彼女も同じように学校での出来事を話してくれる。思った以上に心地が良くて、一生懸命に身振り手振りで話をするAをにこにこと笑顔を浮かべて眺めていた。

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かのん - 竜ちゃんの心の声が荒れてて面白過ぎるwww (2022年1月15日 12時) (レス) @page47 id: 23ecb5b22b (このIDを非表示/違反報告)
やまだ(プロフ) - あれれ?竜胆さんしれっと春千夜がヤク中ってバラしちゃったよ?((゜ㅇ゜)??? アレェ?竜胆さん? (2021年10月16日 3時) (レス) @page47 id: 4fca3f24b6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぽぽ(プロフ) - 蘭さん好きぃぃぃぃ!!!!そして竜胆面白すぎるw w w (2021年10月14日 20時) (レス) @page43 id: 908e4168b8 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 竜胆の心の声が面白すぎますwwwwww (2021年10月14日 15時) (レス) @page43 id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
絶狼(ゼロ)(プロフ) - 面白いですゲラゲラ笑ってしまいました。最新では思わず竜胆ォォォwwwwwwと変な声が出てしまいましたこれからも頑張ってください応援してます (2021年10月14日 14時) (レス) @page43 id: 1a90028617 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年9月26日 3時

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