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「Aちゃん、そのかっこ暑くねぇ?」





公園からの帰り道。もう7月だと言うのに、長袖を着ているAの服を軽くつまむ。Aは蘭から視線を逸らし、困ったように眉を下げた。





「し、紫外線対策です!」

「今めちゃくちゃ夜だぜ?」

「夜でも紫外線には気をつけておいた方がいいんですよ!」

「ふ〜ん……」





どことなく納得していない様子だったが、このくらいの年頃の女の子なら肌くらい気にするよな、とそれ以上は聞かないことにした。正直、そこまで気にする必要もないとも思うわけだが。





「送っていただいてありがとうございました!」

「いいえ〜じゃあな〜レオ〜」





彼女を家の前まで送り、レオの頭を撫でてやったあと、彼女が家の中に入るのを見届ける。ここまでが夜のお散歩のセットだ。この後の蘭はというと、近くのパーキングに車を停めているのでそれで帰る。歩いてでも帰られる距離ではあるが、それにしては少し距離が遠い。そもそも、元がお散歩好きというタイプではないので、彼女が居るならまだしも一人でお散歩なんて断固拒否なわけである。

Aはというと、家に帰って先ずすることはレオの足拭き。家を出る前に作っておいた夕食を温めて、いつ父親が帰ってきてもいいように準備をする。そこまでしたところで、スマホが音を立てる。





[今夜はお帰りにならないとの事でした。]





それは、父親の秘書からのものだった。普段彼女への連絡を怠る父親の代わりに、家に帰らない日は秘書である彼が連絡をとってくれるのだ。そのメッセージに、酷く安心してしまう。温めた夕食も、早めに入れたお風呂も全てが無駄になってしまったが、そんなものどうでもよかった。きっと、愛人とどこかでいちゃいちゃしているのだろう。





「レオ、今日は一緒にご飯食べよう。」





部屋にいたレオにそう声をかけると、言葉の意味を理解しているのかいないのか、嬉しそうにひと吠えしたあと彼女の後ろを大人しく着いてきた。

自分の食事を準備して、レオの餌を準備したあとそれをダイニングテーブルのすぐそばに置く。姿勢よくおすわりをしているレオに、「よし」と声をかけると、ぱくぱくとそれを食べ始める。犬は飼い主に似るとはよく言うもので、その姿は上品なものだ。





「いただきます。」





いつもより少し早めの夕食。ストレスがほとんどないその時間にうきうきとしながら、Aは夕食を済ませた。

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かのん - 竜ちゃんの心の声が荒れてて面白過ぎるwww (2022年1月15日 12時) (レス) @page47 id: 23ecb5b22b (このIDを非表示/違反報告)
やまだ(プロフ) - あれれ?竜胆さんしれっと春千夜がヤク中ってバラしちゃったよ?((゜ㅇ゜)??? アレェ?竜胆さん? (2021年10月16日 3時) (レス) @page47 id: 4fca3f24b6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぽぽ(プロフ) - 蘭さん好きぃぃぃぃ!!!!そして竜胆面白すぎるw w w (2021年10月14日 20時) (レス) @page43 id: 908e4168b8 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 竜胆の心の声が面白すぎますwwwwww (2021年10月14日 15時) (レス) @page43 id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
絶狼(ゼロ)(プロフ) - 面白いですゲラゲラ笑ってしまいました。最新では思わず竜胆ォォォwwwwwwと変な声が出てしまいましたこれからも頑張ってください応援してます (2021年10月14日 14時) (レス) @page43 id: 1a90028617 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年9月26日 3時

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