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彼女の名前は桐生(きりゅう)Aと言うらしく、歳は16歳の現役JKなのだと言う。まさか高一だとは思わなくて、柄にもなく驚きの声を上げてしまうと、「よく驚かれます。」と彼女は恥ずかしそうに呟いた。





「お兄さんのお名前聞いてもいいですか?」

「灰谷蘭。」

「灰谷さん!」

「蘭ちゃんでい〜よ♡」

「え、えと………じゃあ蘭さんで。」





冗談じゃん、とケラケラ笑えば、彼女は恥ずかしそうに俯いた。しかし「蘭さん」と呼ばれるのは悪くないなと感じた彼は、気を良くした様子で口角を上げた。





「身長どんくらい?随分ちいせぇけど。」

「……150……くらいですかね、、?」

「ちっせぇ〜」

「蘭さんは背が高くて羨ましいです。」

「でしょ?」

「もしかしてモデルさんとか?」





どこかおちゃらけた様子でそう聞いてくる彼女に「ちげ〜よ〜」とへらへらと笑いながら返した。





「じゃあ、どんなお仕事なさってるんですか?」

「……あー……サラリーマン。」





ただの女子高生に「犯罪組織の幹部です♡」なんて言えるはずもなく、咄嗟にでた嘘。さすがにこの見た目でサラリーマンはキツかったか?なんて後悔してももう遅い。





「蘭さんお仕事出来そうですね〜」

「ほんとに思ってんのかぁ〜?」

「思ってますよ!」





どうやら信じてくれた様子の彼女に内心ほっとする。

彼女は先程会ったばかりだと言うのにもう打ち解けてしまった。何となく心地が良くて、すっと心に入ってくるような感覚は新鮮で仕方がない。





「レオはいくつ?」

「もうすぐ一歳半です!」

「わっけぇ〜」

「人間で言ったら私と同い歳になるんですよ!」

「え、まじ?」





犬になんて全く興味がなかったし、なんなら女と仕事以外でだらだらお話するなんて普通ならごめんだ。話をしようと声をかけたのもただの暇つぶし感覚。飽きたら適当にその場を離れて帰ればいいかと思っていたが、その居心地の良さは飽きがこない。

そして単純に顔が可愛い。でも今すぐに手を出そうとかそんな不埒な考えは浮かんでこなくて、不思議だなぁ〜なんて呑気なことを考える。





「毎日この時間に散歩してんの?」

「はい!」

「へぇ〜………じゃ、明日も来るわ。」

「じゃあ、一緒にお散歩しましょう!」





名案だ!とでも言った様子で笑った彼女は、いいよね〜?なんてレオに語りかける。今日あったばかりの男に気を許しすぎじゃなかろうか、と少し心配になってくる。

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かのん - 竜ちゃんの心の声が荒れてて面白過ぎるwww (2022年1月15日 12時) (レス) @page47 id: 23ecb5b22b (このIDを非表示/違反報告)
やまだ(プロフ) - あれれ?竜胆さんしれっと春千夜がヤク中ってバラしちゃったよ?((゜ㅇ゜)??? アレェ?竜胆さん? (2021年10月16日 3時) (レス) @page47 id: 4fca3f24b6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぽぽ(プロフ) - 蘭さん好きぃぃぃぃ!!!!そして竜胆面白すぎるw w w (2021年10月14日 20時) (レス) @page43 id: 908e4168b8 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 竜胆の心の声が面白すぎますwwwwww (2021年10月14日 15時) (レス) @page43 id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
絶狼(ゼロ)(プロフ) - 面白いですゲラゲラ笑ってしまいました。最新では思わず竜胆ォォォwwwwwwと変な声が出てしまいましたこれからも頑張ってください応援してます (2021年10月14日 14時) (レス) @page43 id: 1a90028617 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年9月26日 3時

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