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｢ほら、どう？｣
｢……きらきら、し、てます。た、高そうな服がいっぱい……｣
｢ガキみたいな感想言ってんなよ。｣
そう言ってAが手を離すと、また視界はどんどん下へと下がる。
｢おい、下がってんぞ。｣
｢姫と同じように歩いてみろよ。ほら、まっすぐ前見ろ。｣
そう言われて隣の彼女に目をやると、しっかりと前を見て歩くその姿には自信が満ち溢れていた。よくよく見ていなかったが、その顔はやはり整っており、スタイルも抜群で全てがきらきらと輝いていた。ただの制服なのに、ショーウィンドウに並んでいるどんな服よりも可愛く見えて、周りを歩いている女性の誰よりも綺麗だった。こんなふうに自分がなれるはずがない。隣を歩くのが恥ずかしいとさえ思うが、ふと先程彼女に言われた言葉を思い出した。
『努力もしてねぇやつが可愛くなれるはずないっしょ。』
ずきり、その言葉が胸に突き刺さった。今まで散々逃げてきた。髪も、服も、メイクも、何もかも。自分には無理なんだと。でもそれをぶち破っていかないと結局は生まれ変われない。
｢お、｣
｢いいじゃぁん♡｣
勇気を出して、彼女と同じように顔を上げてしっかりと前を見た。
｢い、いがいと、きつい……｣
｢もうちょい顎引け〜？上げすぎ、上げすぎ。｣
｢こ、こうです、か、？｣
｢そうそう♡なぁんだやりゃ出来んじゃん！｣
彼女は満足ですよと言わんばかりの笑みを浮かべて源本の頭を撫でた。彼女に褒められるのが嬉しくて、思わずつられて頬が緩む。
｢あ、今笑った？｣
｢えっ、｣
｢笑ってた方がかわいーじゃん。もっと笑いなぁ？｣
可愛い。彼女に言われるその言葉は他の誰かに言われるよりも特別だった。言われ慣れていないせいなのだろうか。でも胸が暖かくなるその感じに、源本はまた自然と頬が上がった。
｢……お嬢のあの人タラシは誰に似たんだ。｣
｢俺が聞きてぇよ。全く末恐ろしい女だよ。｣
そんな彼女らを見ながら、大男達がそんな話をしていただなんて、源本は知る由もない。
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悠華 - とっても面白いです!! 続きがきになる〜！ 応援してます！ (2022年7月15日 20時) (
レス) @page25 id: 2e3df618c5 (このIDを非表示/違反報告)
nakataniayaka20(プロフ) - 交際相手の陰部切り落とすとか…阿部定事件かなと思ってしまいました…流石灰谷妹…狂ってますね…(大好きです！)これからも更新頑張って下さい応援してます (2021年11月28日 11時) (レス) id: 7836429623 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの夢女 - それに近い関係性になることはあるか、という事を聞きたかったのです。私の聞き方が紛らわしかったですね。申し訳ないです。再度繰り返しますが、丁寧なご回答感謝します。ありがとうございました。 (2021年11月18日 16時) (レス) id: 79f89e8011 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの夢女 - 花蛸花さん、ご返信見ました。回答ありがとうございます。回答してもらっておいてなんですが、認識の食い違いがあるようですので念の為書いておきます。私がお聞きしたかったのは【源本】というキャラクターとtkrvに出てくる原作キャラクターとの間で恋愛関係、または (2021年11月18日 16時) (レス) @page26 id: 79f89e8011 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの夢女 - 花蛸花さん、こんばんは。お話の中に源本というキャラが登場してきましたが、彼女と原作キャラが恋人同士になる、またはそれに近い関係性になる可能性はありますか？そういったものは地雷なので、前もって聞いて置きたいと思い質問させて頂きました。 (2021年11月10日 19時) (レス) @page24 id: cc132608cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年10月14日 2時
