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「カルピスなかったからオレンジな。」

「ありがと〜」





スマホをポケットにしまい、渡されたカップを受け取るとストローに口をつける。





「あいつ、絶対お前のこと好きだっただろ。」

「えー、そう?」

「そうに決まってんだろ。いいか?ああいう時簡単に連絡先交換するなよ?同級生集めて、なんて建前だからな。」

「そんな心配しなくても大丈夫だって。私そう簡単に襲われることないし。」

「俺が嫌なんだよ。」





不機嫌そうにそう言い放った伏黒はぢゅーっと音を立ててアイスコーヒーを飲んだ。ガリッとストローを噛む姿はまるで子供のよう。





「もしや嫉妬?」

「………だったらなんだよ。」

「んも〜♡可愛いなぁ♡」

「やめ、……やめろ!つつくな!」





ツンツンと頬を突かれるが、それを振り払うことも出来ずに顔を背ける。こういう所ばかり五条に似るのだからやめて欲しい。





「私が好きなの恵くんだけだから安心しな?」

「それとこれとはまた別だろ。」

「ね、もしあそこで私が連絡先交換してたらどうしてた?」

「……その場で連絡先消してた。」

「恵くんのがよっぽど子供じゃん。」

「うるせぇ。」





ズズッと伏黒がアイスコーヒーを飲み干すと、Aも急いでオレンジジュースを飲む。





「……!!頭キーンってした、、、!」

「急いで飲むからだろ。やっぱ子供だな。」

「子供に手出したの誰?」

「二回も同じ質問すんな。待っててやるからゆっくり飲め。」





そう言って、伏黒はぽんぽんとAの頭を撫でた。





「……恵くん、子供なのに大人ぶるのは得意だよね。」

「あ"?」





どういう意味だよ、と伏黒が聞き返せば、別に〜とはぐらかされる。

彼女はそう言うが、彼女は子供なのか大人なのかまるっきり分からない。いや、やっぱり子供だろうか。年齢的にも性格的にも。しかし比べる対象が五条だった場合、彼女の方がずっとずっと大人なわけだが。

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宙青(プロフ) - 突然すみません!いつも楽しく読ませていただいております。19話に当たるところが29話になって29話が2つ存在してませんか…? (2021年10月18日 20時) (レス) id: dd91defe37 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 恵が嫉妬してほしいのはわかるけど、だからってわざと見せつけたら別れの危機だからね! (2021年8月6日 16時) (レス) id: 3bd4541dda (このIDを非表示/違反報告)
らっかせい - 今気づいたんですけど、最強と娘から→最強の娘になったんですね!なにか、意味あるんですか?! (2021年7月23日 21時) (レス) id: ac50ef14ea (このIDを非表示/違反報告)
ネココ - 続編おめでとうございます〜!1から見始めた私の天使が…。もう8まで来ましたよ〜。おめでとうございます!これからもついていくんで、更新頑張ってください!!! (2021年7月17日 23時) (レス) id: d9dbb0348a (このIDを非表示/違反報告)
イナアレオリ - 最強の娘シリーズ最高です!何回読んでも良い神小説最新話更新頑張ってください (2021年7月14日 19時) (レス) id: f4313b7def (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年7月11日 1時

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