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｢他、買うものあるか？｣
｢ん〜……あ、靴とかみたい！｣
久しぶりの二人揃っての休日。ショッピングモールで彼女の買い物に付き合わされる伏黒だが、特に嫌な気はしない。そもそも、釘崎で鍛えられた伏黒はAの爆買いショッピングなんて可愛いものでしかないわけだ。
時々メンズ服を見ては、あれこれと伏黒に着せたりしてみたり、五条や渡たちへのお土産を買ったりもしていたが。腕にかけていたショッパーを途中にあったベンチに乗せる。
｢飲み物買ってくる。何がいい？｣
｢ん〜……カルピスの気分！｣
｢子供か。｣
｢子供に手出したの誰？｣
｢……行ってくる。｣
｢無視すんなよ〜〜〜｣
Aがケタケタと笑いながらからかってくるのを無視して、伏黒は飲み物を買いに行く。そんな伏黒を、ベンチでスマホをいじりながら待っていると、あ！と声をかけられた。
｢五条じゃね！？｣
｢ん？｣
顔を上げると、自分とほぼ同じか、少し低い位の背の男がたっていた。
｢久しぶり！元気してた？｣
｢あー……ごめん、誰だっけ。
｢ひっでー！俺、ほら一緒に学級委員やってたじゃん！｣
｢……あー！佐藤か！｣
｢そうそう！お前雰囲気めっちゃ変わったな〜！ピアスバチバチじゃん。｣
｢まぁね。｣
｢誰かと一緒？｣
｢うん。｣
見りゃわかんだろと思ったその言葉をグッとこらえて返事をすると、スマホにもう一度視線を落とす。しかし、彼はそれでもグイグイと話しかけてきた。
｢どこの高校行ってんの？｣
｢呪術高専。宗教校だよ。｣
｢へ〜聞いたことねぇや……｣
｢だろうね。郊外だし。｣
｢あ、なぁ、今度同級生集めて遊ばね？連絡先とか…｢おい。｣
彼がちょうどスマホを取り出そうとしたところで、彼の後ろからそんな声がした。
｢え、？｣
｢あ、恵くんおかえり。｣
｢……こいつ、誰？｣
｢中学ん時の同級生。｣
｢五条……この人は……？｣
｢私の彼氏。｣
｢どーも。……で、こいつになんか用か？｣
｢あ………いや、なんもないっす………五条、またな！｣
伏黒に睨まれた彼はそそくさとその場を離れていき、そんな姿を見た伏黒はと言うと、小さく舌打ちをしたあとAの隣に座った。
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宙青(プロフ) - 突然すみません！いつも楽しく読ませていただいております。19話に当たるところが29話になって29話が２つ存在してませんか…? (2021年10月18日 20時) (
レス) id: dd91defe37 (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - 恵が嫉妬してほしいのはわかるけど、だからってわざと見せつけたら別れの危機だからね！ (2021年8月6日 16時) (レス) id: 3bd4541dda (このIDを非表示/違反報告)
らっかせい - 今気づいたんですけど、最強と娘から→最強の娘になったんですね！なにか、意味あるんですか？！ (2021年7月23日 21時) (レス) id: ac50ef14ea (このIDを非表示/違反報告)
ネココ - 続編おめでとうございます〜！１から見始めた私の天使が…。もう８まで来ましたよ〜。おめでとうございます！これからもついていくんで、更新頑張ってください！！！ (2021年7月17日 23時) (レス) id: d9dbb0348a (このIDを非表示/違反報告)
イナアレオリ - 最強の娘シリーズ最高です！何回読んでも良い神小説最新話更新頑張ってください (2021年7月14日 19時) (レス) id: f4313b7def (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年7月11日 1時
