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｢ねぇ、やっぱ僕も行くの……？｣
｢当たり前だろ。せっかくランドセル買ってもらってんだから。｣
｢大丈夫よ、Aもいるんだから！｣
｢男ならちゃんと胸張りなよ。｣
｢大丈夫だよ、きっと楽しいから！｣
綺麗なスーツを着て、ピカピカのランドセルを背負った彼ら。今日は入学式だ。
｢はーい！憑代先生とのお約束〜〜〜もう一回言いま〜す！
まず1つ目！呪霊の事はみんなに秘密〜2つ目！術式使用禁止〜何かあったらすぐ連絡してな〜3つ目！他のお友達とも仲良くすること〜喧嘩したあきまへんえ〜以上のお約束守れるかな〜？｣
｢｢｢｢はーい！｣｣｣｣
｢はい、いいお返事〜！君たちがええ子でほんま助かるわ〜！スーツもよく似合ってる！｣
自分の子供のように可愛がってきた子供たちと、Aの晴れ姿。パシャパシャと憑代は何枚も写真を撮った。その隣で、夏油と五条も同じように写真を撮る。
｢あの子たちも随分子供らしくなったね。｣
｢これもAのおかげかな〜｣
｢ま、Aにベッタリなんは変わりないけどな。そろそろ学校行かな間に合わん感じ？｣
｢いいえ、まだ余裕ありますよ。｣
｢それならええな！ゆっくり学校に行くとしましょか〜みんな〜お車乗るで〜｣
送迎のお兄さんのように彼らを誘導していく憑代はさすがと言うべきなのか、やはり子供慣れしている。
｢みんな乗ったね？｣
｢乗った！｣
｢いやぁ〜早いねぇ〜もう小学生なんて。｣
｢子供の成長なんてそんなもんやで〜すーぐ巣立っていくんやから。美々子も菜々子ももうあんなに大きくなってるしなぁ……施設に来た時あんなちっこかったんに。｣
キャッキャとはしゃいでいる今ここにいる子供たちも、すぐ大きくなって声変わりをして……寂しいような嬉しいような……
｢みんな入学したら何したい〜？｣
｢…何したいかなぁ……色々！｣
｢いきなりそんなこと聞かれてもわかんねー…｣
｢あら〜やっぱ難しいか〜｣
先程まで入学式の話題だったのが、入学式した後の話題に切り替わった。何がしたい、あれがしたい、これがしたい。
小学生に上がればそれなりに心配事も増えるし、非術師の中に飛び込んでいくのはそれなりに厳しいものもあるが、これから先術師として生きていく上で大事なことだった。
｢みんな頑張るんやで〜｣
憑代がそう言うと、彼らはまた元気よく返事をした。
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shiro(プロフ) - 誤字の指摘で失礼します！着物が置物になっております！いつも楽しみにしています！！ (2021年5月21日 7時) (
レス) id: ec5b8a1d5e (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 由基さんと息子くんが出会ったーーー!!!!そしてついに息子くんが御三家に行くですと!?!?何ですかそれ!?めちゃくちゃ面白そうな展開!!!!続きが気になります!!更新頑張ってください!!応援しています!!!! (2021年5月20日 22時) (レス) id: addf3f5d58 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 冥さんと息子くんの絡みが想像以上にやばかった(最高)でした!!!!そして息子くんにデレデレの直哉くんも(色んな意味で)最高でした!!笑 (2021年5月18日 20時) (レス) id: addf3f5d58 (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - 続編おめでとうございます！！！！自分としては五条先生版も読んでるんですが、なんだか重ねて読むのが一番好きです！！！！ひっそり応援しております！！！！ (2021年5月17日 5時) (レス) id: 64f1bce536 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - あーもう…好きです… (2021年5月16日 1時) (レス) id: ce721a0333 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年5月16日 0時
