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「ね、A。今度僕の家で御三家の集まる会議があるんだけど、一緒来ない?Aと同年代の子供が来るんだよね〜どう?」

「……?僕がいってもいいの?御三家って関係ないよ?」

「だぁーいじょうぶ!」





そう言って、五条はグッと親指を立てた。普通ならあんなクソみたいな家に連れていくだなんて絶対に嫌だが、それを差し置いてでも連れていきたい理由がある。

それはこれから小学校に上がるという彼を人に慣れさせるということ。もう既に小学校に上がっている彼らに任せる。なんといいアイディアなんだ…と五条は自分を誇った。





「え、Aを御三家に!?」

「そ!真希とか真依とか来るし〜憲紀も来るしね!歳の近い子供と会わせて話をさせれば、人に慣れるでしょ。これから小学校に上がるにあたってもいい経験になるしね。」

「まぁ、確かに……でも………きみに任せるのも不安なのに御三家に連れていかれるとなるとなぁ〜………」

「おい聞き捨てならないんだけど。」

「お父さん、僕大丈夫だよ。」

「……まぁ、Aはしっかりしてるし……」

「僕に預ければ安心だし♡」

「それはちょっと…」

「おい。」





夏油はしばらくうんうんと唸って悩んでいたが、よし!と言ってAの方に向き直った。





「じゃあお父さんとお約束しをしよう。守れるかい?」

「うん!」

「まず一つ目。知らない人にはついて行かない。御三家には意地悪な人が沢山いるからね。」

「直哉くん意地悪しないよ?」

「……………うん、そうね。うん。」

「騙されてるよA。」

「やめろ悟。気持ちはわかるけど……おほんっ……二つ目。悟るの言うこと……はまぁ一応聞いて。」

「一応て。」

「三つ目。お友達とは仲良くすること。約束出来るかい?」

「うん!」

「うん、いい子だね、さすがAだ。」





よしよし、と夏油はAの頭を優しく撫でた。御三家に行かせるなんて今までで一番心配だ。でも、これでも五条は当主なわけだし、安心してもいいのかもしれない。

五条本人がAに変なことを教えなければの話なのだが。

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shiro(プロフ) - 誤字の指摘で失礼します!着物が置物になっております!いつも楽しみにしています!! (2021年5月21日 7時) (レス) id: ec5b8a1d5e (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 由基さんと息子くんが出会ったーーー!!!!そしてついに息子くんが御三家に行くですと!?!?何ですかそれ!?めちゃくちゃ面白そうな展開!!!!続きが気になります!!更新頑張ってください!!応援しています!!!! (2021年5月20日 22時) (レス) id: addf3f5d58 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 冥さんと息子くんの絡みが想像以上にやばかった(最高)でした!!!!そして息子くんにデレデレの直哉くんも(色んな意味で)最高でした!!笑 (2021年5月18日 20時) (レス) id: addf3f5d58 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続編おめでとうございます!!!!自分としては五条先生版も読んでるんですが、なんだか重ねて読むのが一番好きです!!!!ひっそり応援しております!!!! (2021年5月17日 5時) (レス) id: 64f1bce536 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - あーもう…好きです… (2021年5月16日 1時) (レス) id: ce721a0333 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年5月16日 0時

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