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「おーい、生きてるかー。」





よっ、と手をあげたパンダに、Aも小さく手を振った。どうせフリーの術師になるならと五条が高専の体術指導の教師としたパンダは、今はよく虎杖と共に仕事をしているところを見かける。

一応、教師なわけだ。





「どんな感じ?」

「どんな感じ?と聞かれても…いつもと何ら変わりないよ。見てのとおり、山積みの課題に追われてるくらいかな。」

「可哀想なやつ。」

「まぁ、他にやることもないからね。」

「いやあるだろ〜面会に来てくれた幼馴染に会うとか〜恋人に連絡返すとか〜電話したりとか〜。許可が出てんのにしないのなんてお前くらいのもんだろ。」

「……ま、反省期間中だからね。このくらいしないと。」





人間わかんね〜…とパンダはため息をついた。





「真希ちゃんは元気?」

「自分で確かめろよ色男。」

「それが出来ないから聞いてるのに。」

「確かめるすべが…って電源切ってんのかよ。」





彼のスマホを持ち上げ電源ボタンを押すと、電源そのものが落とされていた。かちかちと鳴らしても暗いままの画面。





「通知が来るとつい見ちゃうからね。」

「徹底的だな〜……」

「で、真希ちゃんは?」

「まぁ、元気といえば元気だろうな。でもお前に会えなくなってから大分窶れたと思うぞ。」

「………そう。」

「ま、死刑になりかけてたしな、お前。今も無事かどうかってハラハラしてんだよあいつも。」





死刑が取り下げになったはいいが、元々命を狙われやすい存在だった。命を狙われるリスクが上がったと言っても過言ではないわけだ。





「もう謹慎処分って決まってしまったんだ。今更死刑にはなりやしないよ。それに、命が狙われるのは今に始まった事でもないだろう?」

「そんなに呑気なのお前くらいだぞ。」

「あ、昨日支給された水の中にも毒が入ってたよ。まぁ、飲む前に気づいてしまったけど。」

「知ってる。昨日悟達が騒いでたからな。」

「毒に耐性がある程度ついてしまったから飲んでもなんともないんだけどね。父さんに報告を入れといたから、今頃犯人探しが行われてるんじゃないかな。」





はははっ、となんでもないように彼は笑った。謹慎部屋に閉じ込められて頭おかしくなってるんじゃないかと思っていたが、案外平気そうだ。

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ゆーりん - 泣きそうになったのは仕方のないことです!辛い!! (2022年11月20日 2時) (レス) @page35 id: 63a2588af8 (このIDを非表示/違反報告)
魔朝@Bsc(プロフ) - おっと目から水が......(´: ω :`) (2021年6月26日 21時) (レス) id: 9bfc59222b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年6月25日 2時

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