検索窓
今日:6 hit、昨日:10 hit、合計:98,381 hit

・21 ページ21

あの後、幸慶達のところに顔を出さば泣きながら飛びつかれた。そこまで心配させてしまったのか、とAも少しは反省していたようだ。

その後は直ぐに任務に行くことが決まっていたので、すぐに高専を出なければいけなかった訳だが。





「すみません、Aくん。謹慎あけそうそうに任務を沢山入れてしまって……」

「大丈夫だよ。穴を開けてしまったのは事実だからね。」





今まで任務に行っていなかった分をこれから取り戻す。そう思っていたが、自分から申し出なくてもどんどん任務が舞い込んでくる。これも上層部からの嫌がらせだろうが。





「Aくんなら心配ないとは思いますけど、危ないと思った時はすぐに逃げてくださいね。すぐに大人の術師の方に連絡を取ります。」

「ありがとう。」

「では、帳をおろします。ご武運を。」





ドドドッと帳がおりて、辺りが夜になるのを確認して、肩に乗った鷹の顎をさすると、ガコッと顎が外れる。





「久しぶりに私一人の任務だからね。頼りにしてるよ。」





いつもの大鎌を手に取り、ガシャンッと肩に担ぐ。鷹は口を元に戻すと、すりすりとAの頬に頭を擦り寄せてバサバサと彼の元を離れた。





「はぁ…2級案件だって聞いていたけど、実際どうなんだろうね。」





一級か、特級案件はもう午前中にこなしたのだから無いだろうが視野に入れておいた方がいいだろう。油断禁物だ。





「あ、姉さんたちにも顔合わせないと。」





怒られるかな〜なんて呑気なことを考えながら、大鎌を振り回した。

・22→←・20



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (271 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1742人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 夏油傑 , 禪院真希
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆーりん - 泣きそうになったのは仕方のないことです!辛い!! (2022年11月20日 2時) (レス) @page35 id: 63a2588af8 (このIDを非表示/違反報告)
魔朝@Bsc(プロフ) - おっと目から水が......(´: ω :`) (2021年6月26日 21時) (レス) id: 9bfc59222b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年6月25日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。