ねぇ、烏野に超絶可愛いジェンダーレス男子が来たらしいよ

14、3人組 ページ16

【放課後】


？？サイド



俺らは烏野高校に着いた

今、体育館の窓からバレないように中をのぞいてる



体育館ではチビちゃん達がサーブ練をしてる
相変わらずへたっぴ〜




俺らのことが主将君にバレたら面倒だ…
でもA君に会えるなら、なんのこれしき！




「A君いたら本当緊張するなんか夢みたいやばいねぇ岩ちゃんどうしよ」



「だまれ」



「及川さんって本当に星宮A好きですね」



「こいつ星宮のSNS全部フォローしてるし雑誌全部持ってるし、イベント行ったことあるし」



国見ちゃんが、うわっまじかよって言いたそうな顔をして俺を見る



ひどい！



「国見ちゃんうわって顔しないで！」



国見ちゃんはA君の魅力を知らないくせに！



「お前なんでそんな格好してんの」


「え？」



俺はパーカーを着てサングラスにキャップをかぶっているのに２人とも制服のまま



「だってこっちの方がよくない？！偵察って感じがして！」



「完全に不審者だろ」





岩ちゃんは鋭いツッコミを入れる


すると国見ちゃんが指差した


「あの子ですか？」


「いた？！？どこどこ？！」


「こっちきますよ」


「え？！」


「おい！隠れるぞ！」



岩ちゃんは俺の襟を強引に引っ張る



「痛い！」



体育館から離れた所に岩ちゃんに引っ張られながら移動した



「もー、岩ちゃんの力はゴリラなんだからっ☆及川サン怪我しちゃったらどうするのさ？」



そう言うとパンチされた



すると体育館のドアが開いて、A君が外に出きた



貴方『〜♩』



ハッ！！本物ッ！！

歩いてるだけなのにあのオーラ！！存在感！！

写真で見るより可愛い…
半端ないっ！


…俺今なら死ねる






「…ちょっと行ってくる」





俺はキャップをかぶり直して、ゆっくり立ち上がってA君の元へ向かって歩き出した



「おい！待て！」



岩ちゃんは止めようとするが、俺には目の前にマイエンジェルがいることしか頭に入ってこない






．





．







.










「あいつ鼻血出てるのにそのまま行ったぞ」


「ま、ほっときましょ」

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