ねぇ、烏野に超絶可愛いジェンダーレス男子が来たらしいよ

11、肉まん ページ13

貴方サイド




今、僕は部員のみんなと坂ノ下商店の前にいます！





澤村「ほら、Aの分」




大地さんは僕に肉まんをくれた！




ほかほかあったかい肉まんを両手で持つ





貴方『大地さん、ありがとうございます。いただきます！』




澤村「おう」



がぶりと大きく口を開けて肉まんを一口かじってみる





皮はふわふわ中身はジューシーでじゅわっと肉汁がこぼれる


おいしいっ！




肉まんに夢中になって食べてると、カシャっていうシャッターの音がした



なんだろ？
どうしたのかな？



振り返って見ると、みんなは僕をじっと見つめていた



なんで見るの！？
食べ方おかしい！？
あ、それともなんかついてるかな？



急いでほっぺを触って確認したけど何もついてない





影山「…ムス…っすね」




影山が僕を見て呟く





貴方『ん？』




影山「ハムスターみたいっすね…」




影山は口をもごもごさせて顔を少し赤くさせてる




貴方『ハムスター？僕が？』



菅原「確かに！ほっぺとか！」




スガさんは笑いながら頷いた




日向「影山！それ俺も思った！」





縁下「Aは小動物って感じだね」




夕と龍が近くに寄ってきて僕のほっぺをツンツンしたりブニブニしてくる




田中「うぉーモチモチ！」




西谷「うわ！お餅みてぇ！」




２人は爆笑してるし…
なにがそんなに面白いのかわからん
てか邪魔だ！



日向も寄ってきて僕のほっぺをツンツンし始めた



日向「わ！ほんとだ！」



貴方『3人ともやめいぃ』



なんか影山と山口はうずうずしてるし



それより肉まん冷めちゃうじゃん…
大地さんにもらった肉まんなのに〜



カシャ




再びシャッターの音がしたと思ったら




烏養「お前らうるせえぞ！食ったなら早く帰れ！！」



烏養コーチが僕らを怒鳴り散らした




澤村「すみません！ほら早く帰るぞ」



みんなは口々に「はーい」「さーせん」とか言って歩き始める



僕は急いで残りの肉まんを口に詰め込んでみんなの後を追った


.









.


澤村「(あとで清水にAの写真送ろう)」



菅原「大地、何にやにやしてんの？」



澤村「！」


シャッター音の犯人は大地さんだったようです


.








.







.



日向「羨ましいだろ」



影山「は？」



日向「Aさんのほっぺモチモチだった！影山君もほっぺツンツンしたかったでしょ？したかったでしょ」



影山「ッうるせぇ日向ボゲェ！」

12、肩車→←10、部活終わり

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す