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





『 ... ってことなんだけど 、 』

重 「 .. ほーん 、 淳太まだ結婚してへんかったんや 」

『 てか 、 重岡と中間さん知り合いなの ? 頭良い悪い 、 天と地くらいな気がするんだけど 』



「 失礼なやつやな 」なんてケラケラ笑いながら昔 、 大学の先輩後輩だったらしい 。



重 「 淳太んとこも何気会社おっきしてるからなあ 、 しかもあいつ実家も金持ちやし (笑) それに 、 あいつええやつやで 」



缶ビール片手に 、 どこか確信を持った目で言うから 、 きっと良い人なのは良い人なのだろうけど 。



話したことも無い 。 面識もない 。 なんの接点もない 。



どういう組み合わせなの ?? 中間さんの会社が成長し続けているのは確か 。



だから 、 私と結婚させて 、 勢力を広めるつもりなの ?



でも 、 父は 「 結婚を考えてみれば 」じゃなくて 、 きっぱり



ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ「 結婚しなさい 」



そう言った 。




『 お父さんは 、 私に 、 " 結婚しなさい "って言ってた 。 』

重 「 ... それ淳太も知っとったん ? 」

『 いや 、 だいぶ驚いた顔されてたから知らなかったと思う 、 』




はぁーっと 、 重岡はひとつため息をついて 、



重 「 淳太は 、 思いもないただの肩書きの結婚なんてせえへんと思う 。 相手の気持ち考える優しいやつやから 。 」

『 だよね ... 、 まぁ 、 考えたとこで 、 来週中間さんと食事行ってくるし 、 しっかり言ってくる 。 』




重岡から聞いた中間さんのお話はどれも面白くて 、 笑顔になれるお話ばかりで 、 人柄もとても良い人なんだとわかることが出来た 。




何故か 、 中間さんに会うのが楽しみになった 。

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作者名:ゆた。 | 作成日時:2020年2月26日 3時

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