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すうぃーとどりーむ! Dream ページ10

最近夢の中に不思議なスケルトンが出てくるようになった。

Undertaleの実況やよく見るイラストで必ず出てくるsansというモンスターに似たスケルトン。

Dreamと名乗った彼はよく私の夢に現れては話し相手になってくれている。

現実では友達と呼べる人や話し相手もろくにおらず

ただ淡々と仕事をこなす日々を繰り返すだけだった私としてはとてつもなく嬉しかった。

私の夢の中にDreamがやってきては毎日のように話していた。

けれど、その生活を送るようになった日を境目に

起きる度徐々に私の身体が透けて見えるようになった。

しかも初めて透けて見えるようになったときは3秒も経たずに元に戻っていたのが

最近では3分近くまで続くようになっていた。

その後すぐ思考がふわふわとし始め、自分が自分じゃなくなっていく感じがして気が気でなかった。

それが続く度、仕事場でも私の事が分からない、知らないという人が増えて

私が忘れ去られていっているような感じがして怖くて堪らない。

やっぱり、私一人じゃ解決できそうにないし、Dreamに相談してみよう・・・。




━━━━━━━━━━━━━━




「Dream・・・?いる?」

「あ!A。やっと来たんだね、待ってたよ!」

「あれ、ごめん。遅かった?」

「あーでも、Aが寝てすぐ来たボクが早かっただけだろうし、大丈夫だよ!」

「なら良かった・・・。ところで、今日は相談したいことがあって・・・」

「どうしたの?」

「Dreamと会った日に起きる度、私の身体が透けて見えるんだ。
ここ最近透けて見える時間が長くなってきてて・・・どうしたらいいかな」

「・・・うーん・・・あ!じゃあさ、それよりもっと透けて見えて、本当に消えてしまうかも、って思ったらボクにもう一回言って。
その時、ボクがなんとかしてあげる。その段階じゃまだ何とかしてあげられるわけじゃないんだ」

「・・・そうなの?分かった。相談乗ってくれてありがとう」

「ううん、お易い御用だよ。また困ったら言ってね」




そうしてDreamに相談に乗ってもらってから、またいつも通りに雑談をして、目を覚ます。

そしてまたいつも通り私の身体は透けて見えた。

「この調子じゃ、あと3日くらいかも・・・」

そう独りごちて、仕事に行く支度をした。



─────やめられないんだ。だから、

早くこっちにおいで─────

*→←離さないように murder *不穏な空気が漂っている・・・。



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作成日時:2022年6月4日 8時

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