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SG「えっと…、“親を“、“裁判が行われた“。ゴさんは親を殺したんだ」
WN「俺たちも同じ話を聞いたけど？ゴさんは家族を殺して、そのお母さんはその現場を見たんだって」
MG「人肉を食べ……、カニバリズムだよ」
『あのさ、わたし中学生、高校生の時に聞いた話なんだけどさ』
WZ「うん」
『カニバリズムってキリスト教の倫理観から外れてるんだよ。蛮族による風習だって。それで…、カニバリズムって集落で儀式として行われてることが多いらしいんだけどさ』
SG「ヌナはやっぱりこの村の人たち全員を怪しんでる…？」
『わたし、大切な人たち以外は信じてない』
WZ「キーっぽいけどㅎㅎㅎ」
MG「ここに日記があるから読んでみよう。“8月15日、最初の計画が失敗した“、“両手を広げれば壁に手が届くほど、狭い部屋の中で20年間も…“。刑務所での話か」
WZ「やっぱりさっきの男がゴさんっぽいけど？」
WN「そう思う」
MG「うわ。肉の味を充分に味わえなかったのが残念だったって…。“その肉がどれだけ美味しいか、みんな知ってるかな“って」
『あー…、気持ち悪くなってきた』
WZ「でも、その出所したヒョンはどこに居るんだよ？」
MG「ヒョンじゃないみたい」
WZ「だよな。自分のことじゃないか？」
WN「自分を弟だって言ったの？」
WZ「ああ」
MG「“人間の肉は俺が今まで食べたどの肉よりも美味かった“」
『パボだ、パボ…』
WN「続けて、続き読んでて」
WZ「やっぱりボノニを見つけて逃げた方が早そうだけど？そもそも何で帰ってこないんだ？ボノニ…」
MG「“もうすぐここから出られる“、“これが最後のチャンスになるかもしれない“、“前と同じミスは許されない“、“頭の中で繰り返しシミュレーション…“、“必ず全部味わってやる“って」
WZ「全員皆殺しにするってことじゃん？」
MG「これ…、死体を探すべきか？」
『ねぇねぇ』
MG「なに？」
『この日記、変じゃない？』
SG「どこが？」
『全部味わうって、何を？わたし達のことだとしたら違うじゃん。だって、ゴさんとは今日初めてわたし達は会ったわけだし。だから捕まるまでに何かあったはずなんだよ。ソンイルは自分の両親を殺して捕まってる。じゃあ、前と同じミスは許されないってことは、捕まりたくないってことでしょ？ねぇ、ウォヌオッパ。ソンイルが両親を殺した時の状況覚えてる？』
WN「なんだっけ…、あ。あのお母さん…！」
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yz_dk_(プロフ) - ちゅんさん» ちゅん様 暖かいお言葉をありがとうございます（ ; ; ）これからもどうぞ楽しく読んでいただけますと幸いです。よろしくお願い致します！ (2月16日 14時) (
レス) id: 20f64ffb2b (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - ほんとにキーちゃん大好きです…！これからもずっと楽しみに読ませて頂きます…！ (2月12日 4時) (レス) id: 77831e5357 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚紀
| 作成日時：2024年1月22日 0時
