ギター ページ35
白雪side
今日は雑誌の撮影!
雑誌撮影は
いつもとは違う、キラキラした自分になれるから
すごく楽しい。
スタッフ「すいません、20分休憩お願いしまーす」
休憩に入り、撮影中から気になっていた、
小道具のアコースティックギターに手を伸ばす。
〜♪
まあ、弾けないんだけど。笑
弾けないなりにしばらくギターで遊んでいると、
目の前に影が伸びる。
誰か来たのかと顔を上げると、見知った人の姿があった。
『え!梅原さん!?
なんでいるんですか!!?』
梅「俺も隣で撮影してるんですよ。」
知らなかった...
梅「ギター、弾けるんですか?」
梅原さんもこのギターが気になるようだ。
『いや、そこにあったから持ってみただけです。
カッコいいなーと思って。』
『梅原さんはお上手ですよね?』
梅「まあ、人並みには。」
謙遜してるけど、バンドやってる人が
人並みなはずないじゃん。と内心文句を言う。
梅「教えましょうか?」
『え!いいんですか!?』
梅「はい。簡単にですけど。」
まさかの提案に驚きながらも、
自分の興味には抗えないため、素直に教えてもらう。
梅「こことここを同時に押さえて、」
梅原さんはギター超絶初心者の私にも優しく教えてくれる。
梅原さんがギターを持つ私の前に立って、
押さえるべき弦を指で指して教えてくれているが
いまいち上手くできない。
梅「あー、そこじゃなくて。」
と言って急に動き出す梅原さん。
不思議に思っていると。
私の後ろに回って、
梅「ここです。」
と、バックハグのような体勢でコードを押さえる。
へ、、?
待って、パニックパニック、!!
え、前企画かなんかで
西山さんに教えてたときは触れもしてなかったよね、?
ずっと指し棒みたいなの使ってたじゃん、!!
と、1人で脳内戦争を起こしていると、
梅「へぇ。後ろからに弱いんだ」
耳元、とまではいかないけど耳の近くで囁く梅原さん。
そんなキャラじゃないと思ってたのに、!!
てか何でバレた!!?
デジャブすぎる.....泣
梅「覚えとこ。」
『忘れてください、、、』
梅「......考えときます」
梅「じゃ、」
と、恐ろしい一言を残し、
梅原さんは意味ありげな笑みを浮かべて去って行った。
これは.....
バレちゃいけない人たちにバレちゃった気がする、、。
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作者名:CloveR | 作成日時:2023年11月26日 21時