好物 ページ27
小林side
『あ、千晃くーん!!』
最近仲良くなった同い年のA。
俺を見つけた瞬間嬉しそうに駆け寄ってくる。
千晃「はーい」
『探してた!』
千晃「俺を?」
『そう!』
なんだ?俺なんかしたか?
『渡したいものがあって!』
千晃「えー、なんかくれんの?」
この歳になっても
誕生日でも何でもない日に何か貰えるのは素直に嬉しい。
『じゃーん!!』
『シュークリーム!好きなんでしょ?』
ん???
千晃「どこ情報?」
『YouTube!』
『Aマッシュル見てないんだけどさー、
なんかマッシュとシュークリームの動画が
おすすめに流れてきたから』
『これ千晃くんにあげなきゃ!
と思って買ってきた笑笑』
話ぶっ飛びすぎだろ、笑
千晃「いや、俺関係ねーじゃん笑」
『千晃くんのこと想って買ってきたから関係あるよ?笑』
『ちゃんとありがたくいただいて?笑』
千晃「まぁ、貰えるもんは貰っとくけど、」
食べれないわけじゃないし、、
『ちなみに!Aはチョコレートが好きです!』
『じゃあね!』
と、颯爽と帰って行ったA。
台風みたいだな。
千晃「え、これ俺あげないといけないやつ?笑」
なんなんだアイツ。訳がわからん。笑
まあ、可愛いから許すけど。
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作者名:CloveR | 作成日時:2023年11月26日 21時