ONE NIGHT ページ14
雄馬side
『雄馬くん!!!!!』
ちょうど収録の休憩中、
凄い勢いのAに突然話しかけられる。
雄「え、なになになに笑」
『なにこれ!!!!!』
雄「え?」
わけもわからず突然問い詰められ、
何かしてしまったのかと戸惑う。
Aが指差すスマホの画面をのぞいてみると、
雄「あ、俺も歌ってるやつじゃん。
聞いてくれたんだ。」
Aがお怒りの理由は
俺が演じているキャラクターが歌う曲のようだ。
『なにこれ!!』
雄「え?笑」
これ、そんな怒られるとこあったか??
『名前も知らない女の子に手出してるの!!?』
雄「いや、曲中のストーリーがね?笑」
HoneyWorksのFull Throttle 4が歌う、
「ONE NIGHT」。
芸能人である彼らが、
自分の名前が目当てか、身体が目当てかであっても気にせず、
名前も知らない女性と一夜を明かし、
その女性に夢中になってしまう という曲だ。
『ダメでしょ!!』
『Aがいるのに!!』
『しかも名前が目当てでも身体が目当てでもいいって!!
ダメだよ!!!』
雄「いや、曲がね?笑」
雄「俺に言われても…笑」
俺が歌ってるってだけだしな、、、笑
聴いてくれてるのは嬉しいけど、。
『もう!!』
『こんなカッコいいのに相手Aじゃないとか
許せないんだけど!!!』
雄「そっかー(棒)」
もう俺怒られてる理由なくね?笑
『なにこれホントにカッコよすぎる』
『ねえ、雄馬くん』
雄「なにー?」
少し落ち着いていつも通りのテンションになった
Aの方に向き直す。
『Aのことも好きになっちゃいそう?』
はぁ.....
ホントこの子は.....
雄「うんうん、好きになっちゃいそう(棒)」
『もう!RIOくんでカッコよく答えてよー!!』
キャラのセリフだとしても
さすがに面と向かって言うのはまだ無理かな。
あと、好きになっちゃいそうじゃなくて
もうとっくに好きになっちゃってるよ。
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作者名:CloveR | 作成日時:2023年11月26日 21時