~一目惚れ~ ページ8
〜櫻井side〜
その頃の俺は大倉の横顔をしばらく見つめていた
大倉は自己紹介が終わったら皆にちやほやされていた
大倉が皆にちやほやされているのを横目に俺は社長室に戻った
すると、秘書の村田が
「社長新人社員ですか...??」
と、俺に聴いてきた
すると村田が続けて
「...それにしてもいくら新人社員だからと言って皆にちやほやされすぎ...私だったらいじめてますよ絶対」
その言いぐさに俺は何も言えなかった
よしちょっと大倉を落としてみよ...
そう思った俺は大倉の所へ行き
「大倉」
と呼んでみた
すると事務所兼営業専務で働いている二宮が大倉に社内と事務所の皆を紹介していた
まだかかるな...
と俺は、思いながらも社長室で待っていた
________________________
「コンコン」
しばらくたってから二宮がノックした
「...はい」
と、俺は一呼吸おいてから返事をした
「すいません社長なんか御用でしょうか...??」
「二宮お前大倉に皆の事を紹介していたのか??」
「え??えぇそれが何か??」
「まだかかるのか??」
「はい後もう20〜30分に終わりますけど...社長なんか大倉に用事です??」
「嗚呼...ちょっとな...」
俺は、大倉を落とそうとは、言えなかった
「あ、話が終わったら、トイレに大倉を呼んでくれないか??」
「分かりました、では、失礼します」
と、二宮は、そう言うと、社長室を出ていった
4人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:櫻井海凛 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/j4ge03k44a1/
作成日時:2022年12月4日 18時