episode14 交流 ページ16
「さてと、到着。」
『えーと…貴方は…』
「俺の名前は森川カツミ…カツミ様と読んでくれても構わないぜ?かわい子ちゃん?」
『あっ、Aです。お断りさせていただきます。』
笑顔でキッパリと答えたのがよほどきいたのか森川は見るからに落ち込んでいた。
…アイチと仲良さげに話してるけど、明らかに弱そう…。
第一印象がこれである。
と、聞き覚えのある声の方を見た。
『チームカエサル!?』
「おや…?君はすずがも…、」
『あーっあーっ!!!!!何も聞こえない!(察して!)』
「あっ、あぁ…ひ、久しぶりだねA。」
『お久しぶりです皇帝。』
チームカエサルのリーダー。光忠ケンジ、異名は皇帝。
その強さからAL4のライバルだと言われるほどの実力の持ち主。前前大会で初めてAL4がトップに立った時、皇帝と出会った。
それ以来何かの大会のたびには仲良くしてもらっている。まぁ…私だけなのだが。
「Aは光忠さんと知り合い?」
『うん、まぁね。』
とアイチと話しているうちにヴァンガ脳の櫂は皇帝にファイトを申し込んだようだ。
あっちゃーあれは止まらねぇな。と三和。
荷物…忘れてません?と店長。
心の中で謝り店長を置き去りにし私は櫂のファイトを見に行った。
・
「ヴァンガードにアタックだ。」
「…僕の負けだね。流石櫂くんだ。」
皇帝が負けたファイトは久しぶりに見る。
兄さんに負けて以来だと思うが。
「ねぇ…アンタ…Aだったっけ?」
『はい、なんでしょうミサキさん?』
「私と…ファイトしてくれる?」
「ねぇちゃんからのお誘いとはやるねぇA」
三和が賞賛するほど珍しいことなのか。
断る理由はないので私はファイトテーブルに着いた。
「アンタの使うクランは何?」
『それは…』
痛いところを突かれてしまった。
私は特定のクランを持たないのだ。みな同じように使ってもそこそこの勝率しか出ないから。
『私は特定のクランを持ちません。でもあえて言うのなら…ユナイテッドサンクチュアリのクラン達ですね。』
一番使いやすいのはユナイテッドサンクチュアリに属しているクラン達、ロイヤルパラディン、オラクルシンクタンク…。
そのクランたちと絆を感じられる…そんな気がするからだ。
「そう…私はオラクルシンクタンク使いなの。好きに決めるといいよ。」
『…分かりました。』
私が自然と手に取ったデッキは____
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蘭子@気まぐれ屋(プロフ) - ユリさん» 確認が遅くなり申し訳ありません。質問はご自由にどうぞ! (2021年3月23日 1時) (レス) id: f049fc72a2 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 蘭子さん» 質問いいですか? (2021年2月13日 19時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
蘭子(プロフ) - 桜♪さん» ありがとうございます!ゆっくり読ませて頂きます! (2017年12月4日 23時) (レス) id: 3a1167d91d (このIDを非表示/違反報告)
桜♪ - 蘭子さん» いえいえ! 私の作品の題名は、[ヴァンガード] クロノ達の仲間だった!? [GZ編] と言います。 (2017年12月4日 22時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
蘭子(プロフ) - 桜♪さん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです!体のお気遣いまでして下さって…感謝します!そして桜さんの小説すごく気になります!よろしければ題名を教えて貰っても構いませんか? (2017年12月4日 22時) (レス) id: 3a1167d91d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蘭子 | 作成日時:2017年11月29日 0時