らくだい魔女と恋物語5 (ページ4)

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放課後の会議ページ4

～フウカ～

　ー放課後ー

静まり返った教室。

本当ならあたしは帰ってる時間。

先生に居残りさせられてるわけじゃない。

じゃあどうして残ってるかと言うと…

ア｢さぁ、会議を始めるわよ！」

うわぁ～ん、やだよー！

アリサちゃんがていねいに人数を数える。

ア｢あれ～？フウカ来てたの～？

　やれば出来るじゃんっ！｣

　
アリサちゃんがあたしの頭をぐしゃぐしゃと

なでる。

ユイ｢そりゃあれだけ念を押せば来るでしょ｣

ユイちゃんが呆れ顔でそうつぶやく。

ア｢さぁてと、今日はだれがチトセくんの

　おみまいに行くか決めるわよ！」

めんどくさっ！

ア｢…と、思ったんだけど…」

みんなの視線があたしに集まる。

ん？

ユイ｢フウカちゃんが行った方がいいと思うの」

フ｢え、なんで？」

アリサ｢なんでって、アンタが彼女でしょ？」

ユイ｢わたしの分まで行ってきてね。」

ルカ｢あとでどうなったか報告するのよ！」

ユイ｢がんばってね！」

みんなの優しい言葉があたしにかかる。

フ｢み、みんなぁ～！」

あたしがみんなに抱きつこうとしたその時、

アリサちゃんがあたしのうでをつかんだ。

？

ア｢手ぶらで行ってもいいわけじゃないわよ？」

フ｢げ…

　またデート大作戦みたいにみんなの荷物

　持ってかされたり…？」

ア｢そうしたいところなんだけど、今はフウカが

　彼女だからね～。

　私の物よりフウカの物の方がチトセくん喜ぶ

　と思うの。

　とゆ～ことでカリン、お願いね！」

カ｢分かったわぁ。

　さ、フウカちゃん行きましょぉ。」

フ｢え？何が？どこが！？」

ユイ｢いってらっしゃ～い♪」

フ｢ユイちゃん助けてよぉ～！」

　