らくだい魔女と恋物語5

放課後会議！ ページ3

〜フウカ〜

ガラガラ…


あたしがドアを開けたとき、みんなの視線が

あたしに集まる。


うっ…


男｢フウカがちこくせずに来たー！」

男｢こりゃ雨が降るな。」


な〜んて大騒ぎしてるの！

ヒドいと思わない？


そういえば…


あたしが教室を見回してみてもキースの姿は

見当たらない。


多分、黒の城の王に頼まれた仕事で忙しいんだ

と思う。


でも、やっぱりさみしいなぁ〜。


あたしが立ちすくんでいると、アリサちゃんが


すごい勢いであたしの手を引っ張った。


フ｢ア、アリサちゃん！？」


ルカ｢フウカちゃん、どうゆ〜ことよ！」

ユイ｢そうよ、そうよ！」

フ｢え！？」

あたしがパニック状態になっているとカリンが

コソッと言った。

カ｢多分、フウカちゃんがチトセくんの彼女か

　どうかってことじゃないかしらぁ？」

フ｢あ…」

やっぱりあの後アリサちゃんはクラスの女子に

言いふらしたんだ…。


みんなの視線がいたいよ〜。

あたしが黙り込んでいると…

カ｢そういえば、チトセくんはどこにいるの？」

たしかに。

さっきからずっとチトセの姿が見当たらない。

ユイ｢チトセくんはね、今日風邪でお休みなの」

ユイちゃんが暗い表情で言った。

フ｢チトセが風邪ー！？」

アリサ｢そ、だから放課後会議をするわよ！」

フ｢げ…」

アリサ｢フウカ！特にアンタは絶対来ないと

　 ダメだからね！」

フ｢は〜い…」

アリサちゃんには逆らえないよ〜！

放課後来てほしくないなぁ。

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