彼氏 ページ1
〜フウカ〜
パチ…
フ「ん…」
あたしは目を覚まし、ふと時計を見る。
時刻は…
6時!?
あたしは何度も目をこする。
でも時計は6時を指したまま。
あたしって、やれば出来るじゃん!
鼻歌交じりに学校へ行く準備をしていると、
セシルがあたしを起こしにやってきた。
セシル「ひめさま〜、そろそろ起きてください
って、ひめさま!?」
フ「あ、セシルおはよ!」
セシル「もう起きてる…
ほんとうにひめさまですか!?
夢じゃないんですよね!?」
セシルはさっきから同じことばかり言って
部屋を行ったり来たりしている。
あたしはそんなセシルにあきれながら広間へと
朝ごはんを食べに向かう。
ママはあたしを見るなり、驚いた顔をして、
レイア「フウカ!? どうしたんだ?
熱でもあるのか!?」
な〜んて、失礼しちゃう!
あたしだって、起きる時はちゃんと起きれるん
だから!
あたしはムカムカしながらお城を出た。
あれ?あの人影は…
フ「カリーーーン!」
カリンはあたしに気づくと花が咲いたような
笑顔でおはようと返してくれた。
さすが、カリン!
あたしが早起きしても顔色一つ変えず接して
くれる。
カ「どうしたのぉ?フウカちゃん。
今日はやけにはやいのねぇ。」
フ「うん、目が覚めちゃって。」
あたしがそう言うと、カリンはあたしの方に
ホウキを寄せて耳元で冷やかすようにつぶやい
た。
カ「もしかしてぇ、チトセくんとはやく
会いたいのぉ?」
フ「んな、そんなんじゃないよ!」
あたしはシドロモドロになりながらも否定した
チトセと言うのはあたしの幼なじみであって
彼氏でもある。
水の国の遊園地で告白されたの!
思い出しただけでみるみる顔がほてってくる。
フ「///」
カ「うふふ。ほら、行きましょぉ。」
フ「ちょっと、カリン、からかわないでよー!」
カ「ふふふ。」
あたしはそんなカリンの笑顔を見てふと思う。
カリン、かわいいから彼氏ゲットできると
思うんだけどなぁ。
2人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅葉(くれは) - リクエスト フウカトチノセのキス (2021年6月11日 21時) (レス) id: 605309b64c (このIDを非表示/違反報告)
ノコ - はい! (2021年2月10日 17時) (レス) id: aa600714e5 (このIDを非表示/違反報告)
アミ(プロフ) - ノコさん» リクエストってことで良いですかね? (2021年1月22日 8時) (レス) id: 86dee03899 (このIDを非表示/違反報告)
ノコ - フウカ、熱、チトセ、お見舞い、フウカ熱で寝ぼける。 (2021年1月21日 18時) (レス) id: aa600714e5 (このIDを非表示/違反報告)
アミ(プロフ) - 山形みるくさん» ありがとー!みるの小説もすっごく面白くていつもニヤけてますw (2020年10月10日 19時) (レス) id: 86dee03899 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ