らくだい魔女と恋物語2

フウカがさらわれて ページ9

〜チトセ〜


チ｢フウカ！」









カンガバールがフウカに手をかざした瞬間

フウカは、バタッと倒れた。

そしてそのまま、カンガバールはフウカを抱き

連れ去っていった。









くそっ！



連れて行かせないっていったのに。









口だけかよ。







キ｢もうあきらめているのかい？

　青の城の王子。」


チ｢そんなわけないだろ。」





あきらめる…？



まさかアイツ、本気でそう思ってるのか？






あきらめるわけねーよ。






キ｢だったら、そんな弱々しい表情見せない方が

　いいよ。


　フウカの幼なじみがそんなに弱虫なんて


　フウカがかわいそうだからね。




　ボクが変わってあげても良いくらいだよ。」




は？









アイツ今なんて…



チ｢おい、おまえ…」





ビ｢わ、わたし、おばあ様をよんでくる！」



ビアンカがオレの言葉をさえぎるように

さけぶ。


カ｢ええ！」



ビ｢ボソッ)ちーくんそんなムキにならない方が

　いいよ。


　そんなの、ちーくんらしくない。

　今はフウカちゃんを助ける事が大事でしょ」



そう言ってビアンカは、城へ入っていった。





オレ達がカンガバールが行った先に向かおうと


すると、



ク｢おっと。

　このまま、カンガバール様のもとへ行けると

　思ってるの〜？

　ここからはボクが相手だよ〜。」




！


ク｢場所を変えよう。」


クビトがパチンと指を鳴らすと、あたり1面

森の中へと変わった。

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