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「……お前こっからパンツ丸見え。」
『…は？』
そう言われて、スカートが捲れ上がってる事を知った。
体重を腕で支えている為に直すこともできず。
「…先輩怒らないでくださいよ、」
『え？………あ、ありがとう。』
そっと灰原が直してくれた。
「かわいくねーパンツ。」
『見んな最低、本当にうざい。誰のせいだと思ってんの。』
いろいろ最悪過ぎないか。
もうすでに泣きそう。
「五条先輩あんまり虐めちゃダメですよ。」
「いじめてねーよ、さっきのもおもちゃだし。」
ほら、と目の前に持ってこられたそれ。
……リアルすぎるだろ。
『おもちゃでも無理。何もかも無理、灰原助けて〜……』
立ち上がることも諦めて灰原に頼るしか出来ない。
使えない足の代わりに頑張った腕も、自分の体重を支えきれずに灰原に寄りかかった。
「ちょっ…、A先輩！？」
「ホントお前何してんだよ、」
脇の下に手を入れられてそのまま起こされた。
『元はと言えば五条が150%悪いじゃん。』
灰原にごめんね、と謝った。
……今度ジュース奢らなきゃ。
「先輩たち仲良くしてくださいよ！先輩達が喧嘩したら高専潰れるんで！」
じゃあさよなら〜と去っていく灰原。
『…はぁ、灰原に情けないところ見せるし五条にパンツ見られるし最悪。もうお嫁に行けないや。』
「もらい手いなかったらもらってやるよ。」
『……何言ってんの、』
「喜べよ。」
いや喜ばんわ。
そこらの女子と一緒にしないでおくれ。
『合コンでも婚活でもなんでも行ってアンタと結婚回避してやる。』
「は？そこまで嫌うか？」
『…嫌うでしょ、虫投げてくるやつ論外。あとパンツ見た罪で殴られてくれないかな。術式解けよ。』
どうせ殴れないだろう、と思って思いっきりグーパンチした。
「いってぇな…馬鹿力かよ。」
『……うそ、なんかごめん。』
サングラスは吹っ飛び口の横は切れて血が出て、白い頬は青黒くなってしまった。
「…謝るぐらいならすんなよ。」
『どうせ当たらないと思って……。』
何で私が悪いみたいになってるんだろう。
殴ったのは悪いけど元は五条が悪いしこれでおあいこでしょ。
「…俺はいいと思うけど。」
『何が？』
「黒。大胆でいいと思う。」
ニヤリと笑う五条。
『色言うなー！』
しばらく毎日パンツ何色か聞かれた。
言うわけないのに。
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くまこ(プロフ) - ウルさん» こちらこそ最後まで本当にありがとうございました！リクエストもありがとうございました！書いていて楽しめました(^O^) (2021年9月5日 22時) (
レス) id: f5bfbbb40b (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - riyaさん» こちらこそ最後まで本当にありがとうございました！ (2021年9月5日 22時) (レス) id: f5bfbbb40b (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - リクエスト答えて下さり、ありがとうございました！！五条先生の日焼けの仕方に1人で笑ってしまいました（笑）あと、完結おめでとうございます！！本当に見ていて楽しかったです。素敵な作品、ありがとうございました！ (2021年9月5日 12時) (レス) id: c74361b71e (このIDを非表示/違反報告)
riya(プロフ) - 完結 寂しいですが 素敵な物語読めて感激です。ありがとうございました。 (2021年9月5日 9時) (レス) id: 0599723b2d (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - ウルさん» ありがとうございます！次更新時に書きます！リクエストありがとうございます！ (2021年9月1日 22時) (レス) id: 501da60a6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くまこ
| 作成日時：2021年8月21日 9時
