・ジュース ページ2
・高専
・五条と付き合う前
・貴方side
「A喉乾いた。」
『…自販機に買いに行けば?』
「Aが買ってこいよ。」
『なんで?』
このやり取りもうn回目。
何回も同じやり取りが繰り返される。
「ジャンケンしよ。」
この坊っちゃまは多分、喉乾いたら誰かが飲み物を持って来てくれる生活をしていたため、ジャンケンして負けた方が飲み物買いに行くとか、そういうのを楽しんでいる。
『…いいよ、みんなでやろ。』
「「最初はグー、ジャンケン……」」
ほい!と出されたのはチョキ3つとパー1つ。
「Aの負け〜、最初から素直に行けばいいのに。」
『くそ、ジャンケンの負けは認めざるを得ん……行ってくる。』
自販機で人数分のジュースを買い、教室へ向かう。
『あっ…やば、』
途中で五条のコーラを落とした。
「すまないね。」
「ありがとA。」
「サンキュー。」
『…あ、ごじょ、』
「落としたから気をつけて」って言おうとしたのに人の話聞かないバカは缶を開けて勢いよく中身が飛び出た。
「お前振ったろ、」
『落としたんだって、ごめんってば。』
顔がコーラで濡れた五条はご立腹なようで
「おーおー、喧嘩したいんならそう言えや。」
と長い足で机を蹴り倒した。
まだ少し中身の入っているコーラの缶を私に向けて投げる。
『こっわ…わざとじゃないって言ってるじゃん。
自分で買いに行けばこんなことにならなかったと思うけど。』
そこから状況が好転するはずもなく、
五条が術式使って教室が半壊した。
半壊したと同時に私自身も外に投げ飛ばされた。
『許さん…』
地面に向かって一直線。
まあ私の術式使えば地面に落ちはしないんだけども。
『え、』
「あぶねーだろ、死ぬか?」
術式を使う寸前で五条に抱えられ宙に浮いている。
『いや死なんけども。』
「……このままどっか行くか。」
『…今日の五条よくわかんない。』
少し離れたところから教室を見せられて、
タバコ吸う硝子と小さく手を振る夏油が見えた。
「見るのはそこじゃない、もうちょい下みろよ。」
言われた通り五条の指差すところ見ると、夜蛾先生がめちゃくちゃ怒ってる姿が見えた。
『……やっぱどっか連れて行ってくれる?』
「…だよな、行こうぜ。」
反省の言葉を考えながらフラフラ空中散歩してもらい、覚悟決めて帰ってめちゃくちゃ怒られた。
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くまこ(プロフ) - ウルさん» こちらこそ最後まで本当にありがとうございました!リクエストもありがとうございました!書いていて楽しめました(^O^) (2021年9月5日 22時) (レス) id: f5bfbbb40b (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - riyaさん» こちらこそ最後まで本当にありがとうございました! (2021年9月5日 22時) (レス) id: f5bfbbb40b (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - リクエスト答えて下さり、ありがとうございました!!五条先生の日焼けの仕方に1人で笑ってしまいました(笑)あと、完結おめでとうございます!!本当に見ていて楽しかったです。素敵な作品、ありがとうございました! (2021年9月5日 12時) (レス) id: c74361b71e (このIDを非表示/違反報告)
riya(プロフ) - 完結 寂しいですが 素敵な物語読めて感激です。ありがとうございました。 (2021年9月5日 9時) (レス) id: 0599723b2d (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - ウルさん» ありがとうございます!次更新時に書きます!リクエストありがとうございます! (2021年9月1日 22時) (レス) id: 501da60a6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くまこ | 作成日時:2021年8月21日 9時