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第九話 ページ10

昨日の夜のことだった
 
家に帰って、母と会ったらそういえば、という感じで

なんとも軽い感じで言われた
 
「え?明日顔合わせ?」

私は手に持っていた鞄を落としてしまった
 
母は心配していたが
 
私が驚いたのはお見合い自体ではない

それは前から覚悟していたことだったから
 
驚いたのは

悟がお見合いを引き受けたことだ
 
何か事情があるのかな
 
今日はホテルのラウンジで

着物を着て

悟を待つ

化粧もしっかりされて

こんなの悟に見られたら絶対笑われる
 
馬子にも衣装とか言われる
 
逃げ出したいと思っていると

母「悟さん、いらっしゃったわよ」

声の方を向くと
 
スーツを着ている悟がいた
 
悟のご両親もいらっしゃってて

挨拶をする

き、気まずい
 
あまり顔が見れない

悟、何考えてるんだろう

父「じゃあ、後は若い2人で過ごしておいで」
 
え?嘘でしょ?

悟と2人きりで何を話すの?
 
と、両親4人は積もる話でもあるのか
 
楽しそうに話ながら行ってしまった

私が立ったまま両親の背中をみていたら

五条「なんか飲む?それとも食う?」

悟はメニューを開いていた

「....ケーキ食べたい」

五条「だよな。俺もケーキ食いたい」

なんだか、思ったよりも普通
 

それはそれでありがたいのだが

注文をして

しばらく沈黙

五条「それ、自分で着付けたの?」
 
悟が話しかけてきた
 
「え、うん。家だとよく着てるよ」
 
なんか、変だっただろうか

悟のことだし
 
雑だとか、きっと嫌味を言われるに決まってる

五条「それいいな。色も合ってる」

「え」
 
『お待たせしました。ドリンクとケーキになります』
 
褒めた?
 
店員さんが入ってきてしまって
 
ケーキが置かれている間は沈黙
 
店員さんがいなくなってから

「悟、何か変なものでも食べたの?」

五条「あぁ?」

額に血管浮いてる

「だって、いつもなら絶対言わないような事を」

五条「うるせーな」
 
五条「普段から思ってることしか言わねーよ」
 
いただきます、とケーキを食べている悟
 
ねぇ

なんで今日の顔合わせ、断らなかったの?

聞きたいけど
 
聞く勇気は、ない

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 高専時代   
作品ジャンル:アニメ
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ゆっきー - いてゃこはさん» はじめまして!ありがとうございます!天才だなんてとんでもない!道端に転がった石ころのような人間です(意味不)子供の話!実は少し考えています!できたら載せさせてください(土下座) (9月18日 9時) (レス) id: ffcbb551b8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー - 琥珀さん» はじめまして!ありがとうございます...!!!お言葉が嬉しすぎて涙です...!!がんばります!!! (9月18日 9時) (レス) id: ffcbb551b8 (このIDを非表示/違反報告)
いてゃこは - 初コメ失礼します!完結おめでとうございます!いや!ほんとに天才ですか?(語彙力皆無)ありがとうございます!この2人の子供が生まれる話とか見てみたいなーなんて思いました (9月16日 23時) (レス) @page29 id: db143838d3 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 初コメ失礼します!完結おめでとうございます…!終始にやにやしながら読ませて頂きました☺️文章とかがとっても読みやすくて、尊敬してます…!!ぜひこれからも頑張ってください! 一読者として陰ながら応援してます! (9月16日 23時) (レス) @page29 id: 2c6daaf2a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきー | 作成日時:2023年9月12日 23時

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