喧嘩ばかりの君と【五条悟】

第二十四話 ページ25

あの後4人で少し話してから
　
悟を見送ると言って
　
2人で家を出た

悟は
　
五条「なんっであんなこと言ったんだよ」
　
と、不貞腐れている
　
「え？いいでしょ？」

「許婚だなんて堅苦しいものに、縛られたくないじゃん」
　
許されるなら、私たちのお見合いを無かったことにしたいと言った
　
五条「...絶対逃がさないけどいいの？」
　
手を握られる
　
その手を握り返して
　
「悟って、可愛いとこあるんだね」

五条「はぁ？いいじゃんだって」
　
悟はいつものいたずら思いついた、みたいな顔をして私に近づいて

五条「Aって俺のこと好きなんだろ？」
　
そう言われて

顔に熱がたまるのが分かる

悟の顔をグイッと押して
　
「いちいち言わせようとするな」
　
五条「...お前ついさっき俺に言わせたじゃねぇか」

オイコラこっち見ろや

と昔の不良みたいなこと言ってる

「あれは確認だから許されるの」

「それに」
　
「許婚だから、って結婚するより」
　
「ずっと一緒にいたいって思って結婚したいじゃん？」
　
悟は少し固まってから

五条「....それもそうだな」

繋いだ手を、少し強く握ってくれた
　

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