検索窓
今日:387 hit、昨日:125 hit、合計:58,826 hit

第二十一話 ページ22

次の日、土曜日

両親は午前中家を空けると言っていたので、私だけだった
 
インターホンが鳴って
 
ドアを開けたら悟がいた
 
「え?なんで悟」

五条「おう。入っていい?」
 
これ手土産、と菓子折りを渡される

「いいけど...何しにきたの?」
 
五条「何って」

五条「お前と話に来た」

「はい?」

私?

悟が私の家にいる

お邪魔します、と玄関に入る

小さい時はたまにあったけど

久しぶりだ

悟が私の家にいるなんて
 
何年ぶりだろう、と懐かしい感覚に浸っていると
 
悟はどんどん歩いていって2階へ行こうとする

「ちょっと?どこ行く気?」
 
まさか

五条「どこって...お前の部屋以外あるかよ」

「やめてよ!絶対無理!」
 
五条「もう遅い」

悟はそのまま走って私の部屋へ

五条「残念でした」
 
しかも自分の部屋のように座った
 
「なんで私の部屋なの」
 
よく私の部屋の場所覚えてたな

悟が来るの分かってたらもう少し片付けたのに

キッと睨むが、悟には効果ゼロだ

五条「...昨日話あるって言ってたじゃん。だから来た」

「え、それだけで?」
 
五条「他に理由ないだろ」

五条「で?話って何」
 
話ならある

「いや、今言うのはちょっと...」
 
五条「なんだよ言えよ」
 
しばらく沈黙

「この間の、ことなんだけどね」

「悟は、私のこと、嫌いじゃないんだよね?」
 
五条「嫌いなわけないだろ」
 
「お!思い違いじゃなければなんだけどっ!」
 
なんだか背筋が伸びて
 
正座してしまう

「悟って、私のこと好きなの...かなって」
 
言ってしまった
 
都合よく解釈した結果
 
これしか思い浮かばなくて

五条「お前....」

五条「よくそんなことが聞けるな」

頬に血管浮いてる
 
思ってたのと違う反応
 
ギューギューほっぺたを引っ張られる

「痛い痛い痛い!!!!」

思わず涙が出るくらいには痛い

「だ、だって!そんな様子なかったし!毎回喧嘩ばっかりで「そうだよ」
 
手が離れて

頬杖ついてそっぽ向く

五条「好きじゃなきゃここまでしねーだろ。考えろバカ。本当バカアホマヌケ」

悟が

私のこと好きって言った

五条「.....黙ってないでなんか言え」

黙っている私に痺れを切らしたのか

悟はこちらを見ると

五条「....え?泣いてる?」
 
目を大きくして固まっていた

第二十二話→←第二十話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
271人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 高専時代   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆっきー - いてゃこはさん» はじめまして!ありがとうございます!天才だなんてとんでもない!道端に転がった石ころのような人間です(意味不)子供の話!実は少し考えています!できたら載せさせてください(土下座) (9月18日 9時) (レス) id: ffcbb551b8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー - 琥珀さん» はじめまして!ありがとうございます...!!!お言葉が嬉しすぎて涙です...!!がんばります!!! (9月18日 9時) (レス) id: ffcbb551b8 (このIDを非表示/違反報告)
いてゃこは - 初コメ失礼します!完結おめでとうございます!いや!ほんとに天才ですか?(語彙力皆無)ありがとうございます!この2人の子供が生まれる話とか見てみたいなーなんて思いました (9月16日 23時) (レス) @page29 id: db143838d3 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 初コメ失礼します!完結おめでとうございます…!終始にやにやしながら読ませて頂きました☺️文章とかがとっても読みやすくて、尊敬してます…!!ぜひこれからも頑張ってください! 一読者として陰ながら応援してます! (9月16日 23時) (レス) @page29 id: 2c6daaf2a5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆっきー | 作成日時:2023年9月12日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。