それでもいつも通り ページ7
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明日から日本に行くっていうのに、今日も防弾少年団はステージに立つ。
なんて言ったっけ、音楽番組主催の色んなアーティストが集まるやつ。
授賞式ラッシュが終わったばかりなのによくもまあ飽きずに同じようなイベントを･･･って思うのは、私だけなのかな。
リハーサルを終えて楽屋に戻ってきた防弾少年団。
連日の日本ツアー練習と今日のステージ練習。
さすがにみんな疲れの色が見えている。
毎日遅くまで頑張ってるもんね。
彼らもデビューから数年経つとたくさん後輩が居るみたいで、代わる代わる挨拶にやってくる後輩アイドルたち。
その度にみんなで笑顔を返していて、もはや尊敬の域。
ソヨンちゃんのグループが挨拶に来た時は思わず隠れてしまった。
私と彼女は何の関係も無いのだけど、グクくんと仲良く話してるところを見たら立ち直れなくなりそうだった。
ユンギは泣いてる私にああ言って励ましてくれたけど、どこまでもネガティブ思考な私の頭を占拠するのは日本の有名なことわざ。
ー 火のないところに煙は立たない
たとえあの記事が嘘だったとしても、二人の関係を怪しむ記者が居たから撮られたわけで。
ユンギに言ったら鼻で笑われそう。
一通り後輩さんたちの挨拶回りが終わったのか落ち着く楽屋内。
真面目なナムジュンだけが私の隣で日本語のわからない単語を聞きに来ていた。
他のみんなは音楽を聞いたり、スマホでゲームをしたり自由な時間を過ごしてる。
RM「Aヌナ、MCの時に自分の話をしたいんだけど、�狎萋�、私はこんなことがあるんです。�瓩蚤臂翩廖�」
『あー･･･そんな丁寧な感じじゃなくてもっとこの前僕はー･･･みたいな砕けた言い方で大丈夫じゃない？それにあるんです、じゃなくて過去形だからありました、がいいかな。』
RM「あ、そっか。」
『ふふ、まだ時間あるから確認していこうね。』
RM「うん、助かるよ。ありがとう。」
その時、楽屋の扉がノックされる音がした。
ナムジュンに日本語を教えながらチラリと目線を移せば一番近くに居たグクくんが行ったみたい。
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作者名：ゆん | 作成日時：2019年4月15日 20時
