want u 2 ー JUNGKOOK (ページ33)

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やきもちページ33

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勝手に期待して勝手に落ち込んで。

それでもグクくんの言うことを聞いてちゃんとシャワーを浴びてる私。

きっと私が出たら代わりにグクくんが入って、そしたら何もなく寝るんだろう。

あいにくベッドは一つだけだから、もしかしたらグクくんは隣の部屋にあったあのふかふかのソファを選ぶ可能性もある。

『お待たせ、グクくんもどうぞ』

グクくんを誘惑する勇気も無く、今日買ったばかりのルームウェアに袖を通す。

可愛いと思って買ったはずだけど、私には可愛すぎたかも。

こんな短いショートパンツだと思わなかったしちょっと恥ずかしい。

グクくんがバスルームに消えて行って、一人でベッドに入ってるのもなんか微妙だしどうしよう。

シャワーを浴びたら小腹が空いてきちゃった。

ポップコーンまだ残ってたよね。冷蔵庫にビールもあったし。グクくんが戻ってくる前に一本だけ飲んじゃおう。

プシュっといい音が小さく響いて、口角が上がる。

テレビを付けたらバラエティ番組がやっていて、たくさん芸人さんが出てたけど司会をしていた人以外わからなかった。

数年日本に居ないだけでテレビに出る人もずいぶん変わるものなんだなあって。

ゲストには今話題のイケメン俳優。
今月は8誌も雑誌の表紙になってるらしい。

でもぜんっぜんわからない。

それに目が肥えてしまったのかそれほどかっこよく思えないっていうか･･･っていやいや、失礼過ぎる。実物はすごい綺麗かもしれない。

気付いたらシャワーの音が聞こえなくなっててその後すぐに濡れ髪のグクくんが戻ってきた。

JK「あれ、起きてる」

『うん。テレビ見てたら意外と面白くて寝れなくなっちゃった』

JK「ふーん。Aヌナこういう人が好きなの？」

『え？』

番組が面白かったから見てただけなんだけどな。

ゆったり座れるはずの一人掛けソファーに後ろから割り込んできて、いつの間にか私の下にいるグクくん。

『ちょっと！重いから･･･』

降りようともがいても両手でギュッと体を抱きしめられて動けない。

グクくんの顔が私の肩に乗せられて、離れてる部分が無いくらい密着してる。

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