リップサービス ページ41
.
レコーディング中は私も発音チェックの為にみんなと一緒の部屋で歌っているのを聞かせてもらう。
今はグクくんの番でタイミング良く曲はI NEED U。
そういえば前に行ったライブでも歌ってたなー。その時はグクくん似のグクペンさんの影響でずっとグクくんの事を見てたっけ。
結局あれはグクくん本人で、まさか今こうして一緒に仕事をしてるなんて想像もしてなかった。
生で歌ってるグクくんの歌声を聞いてたら今までのことが一気に浮かんで、何故か涙が出そうになった。
JK「え、泣いてるじゃん･･･」
『あっ、グクくん終わったの？』
曲が止まって誰にも見つからないように慌てて涙を拭ったけど、ブースから出てきたグクくんに見られてしまった。
JK「うん、どうしたの。」
『ううん、ちょっと思い出に浸ってたらウルっとね。あはは、もうそんな歳なのかな？』
JK「Aヌナ全然歳じゃないじゃん。」
『え？』
自分の歳をネタにするのはもうだいぶ慣れていた。ユンギなんてほとんど変わらないのにおばさん扱いしてくるし。
だから、まさかそんなふうに言ってもらえるなんて思ってなくて驚く。
JK「Aヌナはいくつになっても綺麗だよ。」
『グクくんそれは言い過ぎ。』
JK「なんで？思った事を言っただけなのに。」
なんて返すのが正解か分からなくて黙り込んでしまう。
年下のリップサービスってわかってるのに間に受けて喜んでる自分がいる。
最近グクくんはよくこんな調子で私をからかってくるから困る。きっと反応を見て楽しんでいるだけなのに。
期待したら、傷付くだけ。
『グクくん、私単純だから喜んじゃうよ。そういう事は程々にね？』
JK「喜んでくれるならいくらでも言うよ。」
『そうじゃないってば･･･。』
何度言っても聞いてくれないのはもう仕方ないのかな。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 967人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆん(プロフ) - ぼくさん» ありがとうございます！頑張りますので最後までよろしくお願いします。 (2019年3月28日 13時) (
レス) id: 15eb2fffb9 (このIDを非表示/違反報告)
ぼく(プロフ) - はじめまして、とても素敵な作品をありがとうございます〜すっごく素敵なので、更新楽しみに待ってます〜！ (2019年3月28日 12時) (レス) id: 3804fd5d86 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆん | 作成日時：2019年3月25日 16時
