覗き見 ページ33
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JUNGKOOK side
撮影が終わって楽屋に戻り、みんな一斉に着替え出す。
Aヌナは気を使ったのかそっと出て行ったのがわかった。
JN「あれ、Aヌナは？」
JK「さっき出て行きましたよ。」
YG「俺ら着替えてたから気使ったのか。」
JM「別に気にしないのにね。」
RM「そういう所がAヌナらしいな。」
TH「でもそろそろ俺ら行かないとじゃない？」
JH「じゃあジョングガ、よろしくな。」
みんな荷物を持って楽屋を出て行こうとする。
JK「え、待って。Aヌナは？」
JN「ジョングガ次一人だろ？俺らにAヌナが同行するのと、お前一人にAヌナが付いてくのどっちがいい？」
ああ、そういう事。
JK「ありがとう。ヒョンたち。Aヌナ探してくる。」
JH「頑張れよー」
YG「スマホ置いてったみたいだからすぐ近くにいんだろ。」
ヒョンたちと一緒に楽屋を出る。
そしたらすぐにAヌナの声が聞こえてきた。誰かと話してる？
JK「俺、ちょっと行ってきます。」
みんなを見送って反対方向へと歩き出す。
角を曲がったらすぐにAヌナの姿が見えて、一緒に居るのが誰かもすぐにわかった。
これ、声を掛けた方がいいのか？
この前はAヌナが拒絶してたから割り込んでいったけど、今日はそうでもなさそう。
盗み聞きなんて悪趣味だけど、なかなか出て行くタイミングが見つからない。
会話が全て聞こえる距離じゃないのに、はっきり聞こえた言葉。
「君は浮気相手なんかじゃなくて俺の一番大事な人なんだ」
そんな気はしてた。
わざわざ俺たちの楽屋まで会いに来るのも、Aヌナの事を世間に隠したのも全部はAヌナの為だったんだ。
Aヌナの所為にして世間からのバッシングを逃れる事くらい、あの事務所なら週刊誌の編集者と手を組んで簡単に出来ることだろう。
それをしなかったのは紛れもなくAヌナを守るため。
婚約という事実を公表して、週刊誌の存在を薄くした。
だってどう考えたっておかしいだろ。
小さくて可愛いAヌナが、モデルで長身になるなんて。
やり方は悪かったけど、確かにジュノさんはAヌナを大切に想っていて、愛してた。
Aヌナはその気持ちにどう答えるんだろう。
何年経っても許せないくらい、ジュノさんのことが大好きだったのか。
Aヌナの心に俺は今もまだ1ミリも入れていないんだろうか。
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ゆん(プロフ) - ぼくさん» ありがとうございます！頑張りますので最後までよろしくお願いします。 (2019年3月28日 13時) (
レス) id: 15eb2fffb9 (このIDを非表示/違反報告)
ぼく(プロフ) - はじめまして、とても素敵な作品をありがとうございます〜すっごく素敵なので、更新楽しみに待ってます〜！ (2019年3月28日 12時) (レス) id: 3804fd5d86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん | 作成日時：2019年3月25日 16時
