迷子になる ページ3
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会社のトイレで軽くメイクを直して、急いで会場へ向かう。
駅を出たら会場周辺はウンヒの好きなアイドルグループのメンバーと思われる人たちの顔だらけ。
『うわー、凄いなあ』
もう開演しているはずなのに、チケットが買えなかった子たちがたくさん��チケット譲ってください��と書かれているボードを持って立っている。
全然このグループのことを知らない私が入って、ファンであるこの子たちが入れないのは少し申し訳ないな。
でもウンヒのお金で買ったチケットだし、私が簡単に譲るのは違うよね。
一瞬過ぎった考えに頭を振ってなるべく彼女たちと視線を合わせないようにして足早に通り過ぎた。
いつもは野球をしているはずの大きなドーム。
なんとか入ることはできたけど、自分の座席のある場所までは辿り着けそうにない。
スマホを見て時間を確認すればライブが始まってまだ1時間も経ってなかった。よかった、快速に乗れたし意外と早く着けた。
会場にまだ入っていないのに大音量の音楽と、それに負けないくらいの歓声が漏れ聞こえてくる。
「私掛け声とか全くわかんないんだけど大丈夫かな・・・」
早くウンヒと合流したい･･･。
しばらくウロウロしてたら会場の入口を警備してるスタッフの人に変な目で見られちゃった。ちょうど目が合ったし、あの人に聞いてみよう。
『すいま･･････わっ、』
私がスタッフに近づこうとしたらいきなり会場の方から汗だくの男の人が。
びっくりしたー･･･。ぶつからなくてよかった。
え、ていうかライブってこんなに汗かくの？私着替えとか何にも持ってきてないんだけど。
それにこの人すっごいメイクしてる･･･。
最近は男性アイドルもみんなメイクしてるみたいだけど、ファンもこんなにがっつりメイクするんだ。知らなかった。
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ゆん(プロフ) - ぼくさん» ありがとうございます！頑張りますので最後までよろしくお願いします。 (2019年3月28日 13時) (
レス) id: 15eb2fffb9 (このIDを非表示/違反報告)
ぼく(プロフ) - はじめまして、とても素敵な作品をありがとうございます〜すっごく素敵なので、更新楽しみに待ってます〜！ (2019年3月28日 12時) (レス) id: 3804fd5d86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん | 作成日時：2019年3月25日 16時
