King and Princess２

ー１１ ページ46

ふくらside
ふくら「ｯ…」



朝起きるとまだ周りは誰も起きていなかった。



ふくら「ﾌｯw やっぱりこれだね。」



僕は1枚写真を撮った。


それは伊沢とAちゃんが2人くっついて寝ている写真。


自分の布団もあるのにわざわざ一緒に寝るっていう…


僕達からしたら見慣れてはいる光景だけどね。



『ｯ…おもっ…』


ふくら「第一声それ？w」


『あ、おはようございます。』


ふくら「おはよう。バッチリ撮らせてもらったよ。」


『そうだろうと思いました。だからちょっとはやく起きたのにw』



Aちゃんは伊沢の腕を避けて、起き上がった。



ふくら「ｯ…」


『どうしました？』


ふくら「服…」


『あぁ…まぁ、なるでしょうね。』



起き上がったAちゃんの浴衣は少しはだけていた。


でも、僕に見られたからと言って焦る様子のないAちゃん。



『私女らしくないですよね…普通ならキャーとか言うのに。』


ふくら「まぁ…うーん…」


『別に何も思わないんですよね…あ、これは拓司に言わないでくださいね。多分怒られるんで。』


ふくら「まぁ、そうだろうね。」


『ですよねwあ、晴れてる。今日、水着いりますよね？』


ふくら「うん。」


『水着はなんか嫌だな…』


ふくら「そこは嫌なんだw」


『はいw』



そうこう話しているうちに何人かが起き始めて、Aちゃんは着替えに行った。


もちろんその隣にいた彼氏さんはまだ夢の中。

Twitter→←ー１０

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す