King and Princess２

ー５ ページ39

伊沢「甘えてくる…それは確かにないかも。」


『そんなこと…』



………ないかも。


まず、私のキャラじゃないし。


私は拓司からのスキンシップを綺麗にスルーしていることで東大王でもヒロミさんや山里さんに拾っていただけるようになった。


別に作ってるわけでもないけど、今さら変えるつもりもない。



マコ「それなら今回そんな2人が引っ付いているところを撮影して、最終的に1番いいものを撮れた人が勝ちっていうのは？」


『え!?』


マコ「まぁ、2人の様子だと撮る方が難しいけど。」


はなお「じゃあ、まず俺はこれ！」



そう言ってはなおさんが出してきたのは、さっきツイートされていた私と拓司が寝ている写真。


これはもう公開処刑…



ふくら「面白そうではあるね。」


『そんなの私達ずっと監視されてる状態じゃないですか…』


伊沢「俺はいいけど？」


『なんで!?』


伊沢「別に普通にしてたらいい話だろ？」



トップの拓司がOKを出してしまったら私に拒否権はもうないのと一緒。


ここから私と拓司は至る所からの目線に耐えながら合宿を行うことになった。


拓司は全く嫌そうじゃないけど…


これはどう考えても不公平だ。

ー６→←ー４

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す