King and Princess２

ー２ ページ35

川上side
ふくら「あとはあの2人だけだね。」



集合場所にはかなり揃っていて、ふくらさんが言ったとおり後はいつもの2人。


Aさんが問題じゃなくて、問題なのは伊沢さん。


いつものことだけど…



『お待たせしました。』


ふくら「全員揃ったね。」


山本「珍しく外で手繋いでる…」


伊沢「だろ!?」


『荷物持ってもらってたから従わざるを得なかった。』



とか言っているけど、いつもは本当に嫌そうな顔をしている中、今日は満更でもなさそうだった。



ふくら「じゃあ、行こっか。」



ふくらさんのその一言で、全員が動き出す。


俺達は東京からだから、はなおでんがんさんとの集合場所まではそこまで遠くはない。



山本「え、ずっと繋いでるの？」


『私は離したい。』


伊沢「ダメ。」


『ですよね…』


川上「従ったこと後悔してるやんw」


『その通りです。』



そのまま集合場所まで行くと…



はなお「うわー、リア充がきたー…」


でんがん「Aちゃんをください！」


伊沢「あげるかー！」



どこまで本気か知らないけど、でんがんさんはAさんが好きらしい。


公表済み。



ふくら「じゃあ、もうバス乗りましょか。」


『淡々と進めていくふくらP好きよ。』


ふくら「ﾊﾊﾊｯw ありがとうw」


でんがん「え、今先越された…？」


はなお「諦めろ。」


でんがん「嫌だー！Aちゃんと付き合いたいー！」


伊沢「俺がいる限り諦めるんだな！」


でんがん「クソー！Aちゃんをさらってでも…！」



なんなんだ、この茶番劇は…


この先が少し心配になってきた。


* * *
まだまだ続きます。

長くなる予定です。

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