King and Princess２

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伊沢「僕が別れる必要はどこに…？」


仕掛け人「Aさんも僕のことを好きだと言ってくれています。でも、伊沢さんがいるから付き合えないって。」


伊沢「え？」


仕掛け人「そんな酷いことってありますかね？」


伊沢「本当にAはあなたのこと好きだと言ったんですか？」


仕掛け人「はい。」


伊沢「Aが……」


仕掛け人「なので別れてもらえませんか？今のままではAさんは幸せになることができない。」


伊沢「…あなたはAのことを必ず幸せにしてくれるんですか？」


仕掛け人「もちろんです。」




こう「待って。これまずくないですか？」


河村「また顔が変わった。」


須貝「この顔考えてる顔だ。」


山本「ふくらさん、これ止めた方がいいですよ！」


ふくら「そうだね。すみません、止めてください！」


河村「伊沢…」



僕達も急いで伊沢の楽屋に行った。


その時の河村さんの顔は、ずっと真顔だった。



"ﾊﾞﾝｯ!!"



伊沢「何っ!?……あれ？」


ふくら「今言ってはいけないこと言おうとしたでしょ。」


伊沢「Aが本当にこの人のことが好きなら、そっちの方が幸せかもなって…」


河村「Aを信じなさすぎだろ。Aには伊沢がいるのに他の人を好きになるはずないだろ。これをAはちゃんと伊沢に伝えてたはずだ。」



河村さんはテレビだということを忘れて、かなり怒っているみたいだった。


Aちゃんは河村さんにとって本当に大切な人だから…



伊沢「そうだな…ごめん。」


須貝「またAちゃんに頭良いけど馬鹿って言われるやつ。」


伊沢「そうだな…」


ｽﾀｯﾌ「モニタリングです。」


伊沢「モニタリング!?…てことは、これ嘘？」


こう「気付くの、今!?」


伊沢「あ、もしかして俺たち部屋分けられたってことはこれからAにもする感じだったり…？」


山本「そこはするどい！」


伊沢「マジか！俺も見れる？」


ふくら「見られるけど…」



嘘ってわかってホッとしたのか、いきなり元気になった伊沢。


伊沢の方、放送できるかな…


かなり心配になってきた。

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