赤也+奇病=天使:悪魔 ページ3
「まさかとは思いますが…
奇病の一種かもしれないですねぇ」
「『奇病?』」
その場にいる全員が首をかしげる
「はい、奇病というのはその名の通り奇妙な病気です」
「じゃあ赤也はどんな奇病なんですか?」
物わかりがはやいですねぇ…と少し驚いたように斎藤コーチは幸村の質問に答える
「最近のでたばかりの奇病で[心因性分裂型自我忘却病]というのがあるんですが…彼はその奇病にかかったのでしょう」
ここまでの時点で誰も理解はできていない
「し…しんいん?」
「心因性分裂型自我忘却病やで幸村クン」
「とりあえず…天使くんと悪魔くんは別の部屋に行ってくれるかい?」
斎藤コーチがそう言うとハクとクロは部屋から出ていった
それをみた斎藤コーチは真剣な表情で話をした
「この病気は海外で問題になってましたが…まさか日本にも発症者がでてくるとは…しかも合宿中に…
この病気はもう一人の自分を強く求めると発症する病なんです、彼らはそのもう一人の自分です」
「あの二人が自分のことを感情って言っていたのは?」
海堂が聞く
「それで間違いありません、ドッペルゲンガーなんてありますが…現実にはいませんからね…
この病は発症者がさっきも言った通りもう一人の自分を強く求めると感情が分裂するというものです、分裂する感情の数は人それぞれですがそこは置いといて…この病の恐ろしさは分裂したあとです…
分裂した感情は次第に自我を持ち始め、本体の存在を消すのです」
私達が本体に関わった記憶もね…と斎藤コーチが付け足す
「本体の記憶が全て消えたらどうなるのですか?」
白石が聞いた
斎藤コーチが答える
「感情達が本体になるのです…」
「「「「「「!?」」」」」」
幸村達は驚いた、そんな病気がこの世にあるのかと…
「それを防ぐにはどうしたらいいんですか!?」
幸村が必死に聞く
それは簡単ですよと斎藤コーチは言う
「感情達が自我を持つ前に本体に戻りたいと思わせればいいのです♪全ての感情が元通りになりたいと願ったときがこの病を完治させるのです♪」
斎藤コーチはやや楽しそうに言った
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「続きがでるまで下剋上だ!」
「財前ワンダホー!」
「財前どうした?(困惑)」
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作者名:カリオストロ | 作成日時:2019年12月1日 23時