サヨナラヒロイン (ページ12)

今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:24,558 hit

嫌になったら、言ってな【1】ページ12

〔現在〕

記者「メンバーと付き合うならだれですか？」

西畑「僕は流星ですね。なんと言っても可愛いので」

大橋「僕は丈くんですかね。頼りになるので」

メンバーが答えていく中で私は返答に迷っていた。

記者「小林さんはいかがですか？」

「そうですねえ……みんなかっこいいので迷っちゃいますね」

嘘みたいに面白くない返答をしてしまった。

あー…あとで落ち込むやつだ。

…

「「ありがとうございましたー」」

取材が終わった。

思った通り、落ち込んだ。

「つまんない回答しちゃった…」

大西「気にしすぎやで」

流星がポンポンと肩を叩いて励ましてくれるけど、一向に気分は晴れない。

道枝「今日のAちゃん、なんかちょっと懐かしかったな」

長尾「あ、なんかわかるかも！結成したばっかのときも似たような質問多かったやん！愛想笑いで誤魔化してる感じ、思い出したわ」

その言葉をきいて、さらに落ち込む。

成長、できてない。

道枝「あ、いつもはそんなことないんやで！やから落ち込まんといて」

「うん…、ありがと」