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学校へ行かなくなり、中学校を卒業すると同時に父に薦められて通信制の高校へと入学した。
人と会う事に恐怖を覚えてからは、私は必要以上に外へ出なくなった。ひきこもりという状態だ。
父が私に抱いているもどかしい気持ちも理解していたけれど、外へ一歩出ると清太との思い出がたくさん詰まった風景が目に飛び込んできて、胸が苦しくなった。
私にはそれが苦痛で生き地獄だった。
通信といえども、やはり月に何度かは学校へと通わなければいけない。そんな生活を繰り返し、この環境にも慣れてきた高校四年(通っていた通信学校は四年制)の秋頃。
なるべく人が少ない時間帯を選んで目を合わさずに学校へと足を運んだ。
最寄りの駅からこの県の中心になる大きな駅に足を付け一歩大きく足を出した時だった。
「A」
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作者名:ミーコ | 作成日時:2017年9月30日 14時