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ラーメンを食べて歩夢と夜の街をゆっくりと並んで歩く。
平日とはいえ小さな居酒屋ではサラリーマンのおじさん達が肩を寄せ合って談笑している姿が見える。

都会の街は眠る事を知らない。

私達のいた小さな田舎町では、８時になると当たり前のように店は閉店し、閑散とした静かな空間になる。


時折、そんな懐かしいあの匂いが恋しくなることがある。



あの頃とは比べものにならないくらい大きくなった歩夢の背中を斜め後ろから眺めて、ちっぽけな自分の存在にため息が出た。



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作者名：ミーコ | 作成日時：2017年9月30日 14時

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