LOVE＆PEACE ３

☆ ページ14

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「………な…なに………っ
なにしてくれてんのーーーーーー！！！」




男三人、腹を抱えて笑っている。



「ホラホラ、落書きしてこようぜ」


と、淳くんがさっさと隣のブースに入っていく。
洋ちゃんもそれに続いて出て行った。

残ったのは私と豊さん。


ひとしきり笑った豊さんの目尻に涙が浮かんでいる。



「顔真っ赤だぞ〜」

「誰のせいよ！」

「あいかわらずだな」


豊さんの長い指が私の頬をくすぐっていった。
キッと睨んだ豊さんの顔は、先ほどまで笑っていた顔と一転して真面目な顔になっていた。

妙な胸騒ぎがして後ずさる。

プリクラ機の中は狭くてあっという間に隅っこに追い詰められた。


側では今しがた撮った写真に落書きをしているのだろう、淳くんと洋ちゃんの楽しそうな声が聞こえてくる。


「お前さ………老けたな」

「余計なお世話です」


間近な顔を直視できなくてそっぽを向いた。


「翔に振られてそんなにショックだったか？」

「……………」

「それこそ余計なお世話か…」



翔さんの名前が出てきて私の心は跳ね上がった。

未だに忘れられない気持ちに苦笑した。


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