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学校の近くのスーパーに行く為に、同じ部のカヨちゃんと歩いていた。
「暑い〜、蝉うるさ〜い」
大きなクーラーボックスを抱えてカヨちゃんが唸る。
日傘を差しながら歩く女子高生なんていないだろうなぁと思いつつ、恥ずかしげもなく歩く。
寒いくらい冷やされた店内は天国のようで、二人でほぅ…と、ため息を漏らした。
パフェの材料のクラッカーやチョコレート、果物をかごに入れて、メインのアイスを物色していた。
「げっ」
カヨちゃんがそんな声を出した。
「どうしたの?」
カヨちゃんを見ると、入り口付近を見て嫌そうな顔をした。
そちらを見てみると、明らかに悪そうな連中がたむろしている。
「あれ、〈紅桜〉の奴らだよ」
その名前にドクンと心臓がなった。
「なんでわかるの?」
「〈紅桜〉の幹部はね、ここに紅い桜のバッチを付けてるの」
と、カヨちゃんが左胸をトンと指した。
そっと視線を辿ると、確かにバッチを付けている人が二人いる。
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作者名:ミーコ | 作成日時:2016年8月6日 23時